ブログで連載してますが、2012年に新世界は100周年を迎え、当時、記念事業として様々な関連事業が行われました。
100周年事業の中で、他の地域とのコラボ企画、共同事業も行われ、特に奈良県吉野郡黒滝村との共同事業は忘れることができません。
2012年7月3日は新世界が生誕100周年を迎えました。
同時に、7月1日には奈良県吉野郡黒滝村が生誕100周年を迎えました。
100周年を機に、新世界と黒滝村は友好関係を築き、現在も継続しています。
新世界と黒滝村との「100周年繋がり」については、新聞でも紹介されました。
実は、7月28日、29日に迫った『新世界100年まつり』の直前、 2012年5月にアポなしで、新世界会館に黒滝村の方々、数人が来られました。
新世界100周年実行委員会のメンバーは、その時、初めて黒滝村が100周年を迎えることを知りました。
というか、「黒滝村って、どこにあるんですか?」という質問があったように記憶しています。
黒滝村の担当者から「新世界と同じく黒滝村も100周年を迎えるにあたり、何かコラボできないか?」という、漠然とした話から始まりました。
大阪のど真中、賑やかな新世界と、奈良県の秘境ともいわれる黒滝村、これからどんなコラボができるのか、どんな関係作りができるのか、全く手探りでした。
そのような状況の中、相談を重ね、2012年7月28日、29日、2日間に渡り開催された「新世界100年まつり」のメイン会場で、黒滝村の物産展が開催されました。
地元特産の猪肉が使用された「猪コロッケ」や、新世界の串かつにちなんで「しし串」や「しか串」なども販売されました。
ステージでは、黒滝村民族伝統芸である「千本づき」が披露され、長い棒状のキネで一度に数人がお餅をつく姿は圧巻でした。
その後、黒滝村と新世界の友好関係のシンボルとして、黒滝ビリケンを製作。
通天閣のビリケンさんと足の裏を合わせてパワーを注入してもらい、この様子はNHKニュースでも紹介されました。
通天閣や新世界も協力し、2013年6月、奈良県黒滝村の道の駅「吉野路 黒滝」にて「黒滝ビリケン」完成披露式が行われました。
100周年以降では、新世界夏祭り「だんじり神輿巡行」に、黒滝村から笛隊が参加し、巡行を盛り上げてくれました。
また、新世界、黒滝村100周年を機に、浪速区と黒滝村との都市間交流も始まりました。
浪速区のホームページには、第15回日本橋ストリートフェスタで黒滝村PRが行われたことが紹介されています。
https://www.city.osaka.lg.jp/naniwa/page/0000185033.html
広がる100周年の“輪” 村制100周年の奈良県黒滝村と浪速区は都市間交流をしています!
大阪市浪速区では、区内の主要観光エリアである新世界・通天閣が平成24年7月に100周年を迎え、同じく同年7月に村制施行100周年を迎えた奈良県吉野郡黒滝村と都市間交流を始めることになりました。 この交流は、浪速区が支援する「新世界&天王..
リンク
www.city.osaka.lg.jp
また、黒滝村ホームページにも浪速区との都市間交流について記載されています。
新世界100周年をきっかけに繋がりが生まれ、今でも様々な形で都市間交流が続いています。
黒滝村との繋がりを通じて、100周年事業とは、一時的なイベントではないことを実感しました。
来年、2023年は新世界生誕111周年を迎えますが、現在はコロナ禍で、なかなか思うような企画やイベントを計画することが難しい状況でが、『繋がり』を築くという意味も含め、幅広い考え方で記憶に残る事業ができたら嬉しいです。
★Twitter@shinsekaizyoho
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