通天閣オフィシャル インスタグラムに、下のような写真が載ってました。
通天閣2階にあるレトロな写真スポットです。
大村崑の『元気ハツラツオロナミンC』のポスターは昭和時代の懐かしき広告のひとつです。
そして、手打ち式のパチンコ台があり、赤と黄色の横縞でデザインされたパチンコ店の入口らしきものがあります。
実は、この昭和レトロな写真スポットは、懐かしきパチンコ『ニュー三共』をモデルにしたものです。
パチンコは娯楽であり、ギャンブルではないという信念のもと、昭和29年創業以来、新世界で営業を続けてきたパチンコ「ニュ-三共」ですが、2014年10月に閉店しました。
パチンコ「ニュ-三共で」では、チュ-リップ台、通称オ-ル10がメインのお店で、当時、このような形態のお店は全国でもここだけでした。
昭和の雰囲気が残る店内、元祖パチンコといえるチュ-リップ台が揃うニュ-三共は、パチンコファンの中でも有名なお店でした。
現在、この場所は、串かつ『だるま』動物園前店になってますが、スタッフの方によると、今でも『昔、ここパチンコ屋やったよなぁ?』と聞かれることがあるそうです。
パチンコ『ニュー三共』でネット検索してみると、数々の記事で紹介されています。
ところで、下の写真にある機械は、ニュー三共の店内にあったものです。
さて、これは何か解りますか?
答えは、手動式玉貸機です。
通称『ジャッキ』と呼ばれ、例えば、1000円分の玉なら、レジーのスタッフがジャッキのレバーを10回、まわしてくれます。
昭和40年代ごろ、遊技機の間には玉貸機(通称 サンドイッチ)はなく、全てレジーで玉を買ってました。
さて、先日もブログで掲載しましたが、1920年から営業を続けてきたフグ料理店『づぼらや』が閉店することが決まったようです。
新型コロナウィルスの感染拡大による緊急事態宣言が出たことも閉店の原因のひとつになったそうです。
ちなみに、新世界のシンボルのひとつでもある『づぼらや』のフグの提灯がどうなるのか、詳しいことは決まってないようです。
それぞれの店舗によって、閉店の理由は様々ですが、新世界に根付いた名物や文化がひとつひとつ無くなっていくことに、一抹の寂しさを感じる今日この頃です。
★Twitter@shinsekaizyoho
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