今年、新世界で初めて行われた催しといえば、『新世界映画祭』でした。
8月3日(土)、4日(日)、通天閣下にある新世界会館で「新世界映画祭」が開催されました。
会場は新世界会館2階の会議室。
8月3日は、大阪府立大学 准教授 酒井隆史先生によるレクチャ-「映画からみた新世界、これからの新世界」が行われ、今まで使われた新世界での映画撮場所を紹介したり、解りやすく解説して頂きました。
8月4日は、阪本順治監督のデビュ-作「どついたるねん」を上映、また、阪本順治監督の短編映画「新世界」、武田倫和監督の短編映画「きばりゃんせ」を上映。
また、阪本順治監督も来られ、ト-クショ-を行いました。
新世界では初めての試みである「新世界映画祭」に多くの来場者があり、大好評でした。
新世界町会連合会として、新世界映画祭のために新世界会館を会場として提供しましたが、実は、これも異例なことでした。
先日、産経新聞(12月23日/朝刊)に、プレーバック大阪2013、タイトル“「人情の街」実感する助け舟”として、新世界映画祭を中心に掲載されました。
記事の内容を要約すると、
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新世界映画祭を主催したメンバ-である安福奈津子さんは、元気を与えてくれた街に「恩返し」をしたいという気持ちで映画祭を企画し、新世界ゆかりのさまざまな人たちが、熱意の彼女をサポートしました。
記者の目から見て、「新世界は人情の街」といわれる所以を改めて実感するような〝温かさ〟でした。
新世界では映画祭の他にも街の外からやってきた若者たちが「ツムテンカク」や「セルフ祭」など、様々なイベントを行ない盛況をはくし、若者たちの表現の場としての活動が広がっています。
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今年の春頃、安福さんから新世界映画祭の提案があり、検討に検討を繰り返し、新世界町会連合会・新世界援隊はもちろん、個人的にも様々な地元の方が協力して、ようやく実現した映画祭です。
新世界で何か活動したいという提案には、損得無しで多くの地元商店主さんらが協力し手を差しのべる。
小さい企画とか、大きな企画とか、そんなことより、人と人の繋がりを大切にして、実際に行動に移して協力する。
新世界が『人情の街』と言われる所以がそこにあります。
新世界の地元民の気質かもしれませんね。
大阪を代表する観光地であり繁華街だと言われている新世界ですが、その街を動かすパワ-とは、『人情』の一言に尽きるかもしれませんね。
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