下の写真は、通天閣の北側から撮ったものです。
この道は、春日通り商店街といって、夜になるとオレンジ色の街灯がともり、下町風情を感じます。
通天閣から北へ放射線状に道が伸びています。
春日通り商店街は、その放射線状に伸びた道のひとつです。
もうひとつは、通天閣本通商店街です。
1912年に初代通天閣を中心に一大娯楽施設「ルナパーク」が開園しました。
通天閣本通商店街(当時は恵美須通)や春日通りはルナパークへの玄関道として、賑わいました。
新世界の道路は、今なお、ルナパーク時代の名残があります。
さて、通天閣本通商店街に、コカコーラの自販機があります。
その横に、新世界のマップが設置されています。
上が南、下が北になってますが、これは現在地から見たマップになってます。
また最近、通天閣本通商店街にはコインランドリーのお店ができました。
2階は民泊だそうで、民泊とコインランドリー、今、流行りの組み合わせだそうです。
新世界エリアは、第五回 内国勧業博覧会の会場でもあり、その後、ルナパークが開園し、新世界という街が形成され、現在に至ります。
「新世界に住んでいる人っておられるんですか?」と、ある観光客がおっしゃってました。
テーマパークのような感覚で、新世界には「住む」というイメージが無いようですね。
また、何年も前ですが、私が店の外で掃除をしてたら、通行人が、「ここ、俺の連れの家やねん」と、一緒に歩いてた友人に言ってました。
誰かと思ったら、高校の同級生でした。
自営業をされてる方なら、こんな経験をされたことがあるかもしれませんね。
テレビでもお馴染みの街並みが広がる新世界は、テレビ番組の街歩きシーンに自分の家(店舗)が映り込むことは日常茶飯事です。
ふつう、自分の家を公表する人はいないと思います。
昔は、気にすることがなかったのですが、最近、友人から「新世界に住んでたらプライバシーって無いようやなあ」と言われたことがありました。
当たらずしも遠からず、かもしれませんね。
観光地であり繁華街であり、地元の人にとっては、居住地でもあります。
新世界という街の捉え方が多様であり、つくづく、おもしろい街やなぁ〜と感じる今日この頃です。
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