通天閣から北へ約100m、新世界稲荷神社があります。
私達は新世界稲荷神社といってますが、のぼりには「稲荷大明神」となっています。
そして、鳥居の額には「福永大神」となっています。
この「新世界稲荷神社」は新世界誕生と同時期に京都の伏見稲荷神社から勧請され商売繁盛や新世界の繁栄を願って創建されたと伝えられています。
詳しくことはわかりませんが、先輩の地元商店主によると、『福永大神』とは、京都の伏見稲荷神社に祀られている神であり、位も高く、由緒ある名前だそうです。
その方は、いつか伏見稲荷神社に行って、山を登って、福永大神を探してみたいと言ってました。
新世界稲荷神社と福永大神の意味合いについて、地元の人もあまり気にしてないので、知らない人も多いと思います。
1912年に初代通天閣を中心とした一大娯楽施設『ルナパーク』が開園し、当時は、この場所ではなく、新世界の北東エリアにあったそうです。
おそらく、質屋『南さかいや』周辺だと推察されます。
ちなみに、その名残で、新世界の北東エリアの町内会を『稲荷町会』とよんでいます。
その後、通天閣の下に鎮座していた時代もありましたが、初代通天閣が取り壊しになり、二代目通天閣の再建と同時に現在の場所へと移転されたそうです。
新世界稲荷神社は、新世界の歴史とともに歩んできた神社であり、地元商店主で構成される団体『奉讃講』によって、清掃から年間行事まで行われています。
さて、新世界稲荷神社といえば、石で作られたルーレット式の無料おみくじが有名です。
このルーレット式おみくじは、かなり珍しいそうです。
ル-レット式の「おみくじ」を回し、出た数字を横の照合表と照らし合わせ、吉や凶が解ります。
無料の「おみくじ」ですので、気軽におみくじをひくことができます。
新世界に来られたら、串かつのあとにでも新世界稲荷神社にお立ち寄り下さい。
是非、ルーレット式無料おみくじで、今日の運勢を占ってみてはいかがでしょうか。
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