先日、新世界100周年事業であるキン肉マンプロジェクトについて書きましたが、当時、通天閣本通商店街にもキン肉マンのバナーが掲出されてました。
もともと、通天閣本通商店街に掲出されてあるバナーは、下の写真の通り、新世界の四季を表現した絵が描かれ、現在もこのバナーになっています。
このバナーの絵は、通天閣本通商店街にあったマツバヤ書店(現在は閉店してます)の店主である松葉健さんによるものです。
当時、松葉健さんは書店を営みながら、漫画家としても活躍されておられました。
新世界の四季をほのぼのとした絵で表現されていて、通天閣本通商店街の名物バナーになっています。
しかし、バナーは商店街の風景のひとつになっていて、バナーの絵をじっくり観ることは無いでしょう。
そんなわけで、今日のブログは通天閣本通商店街のバナーのひとつを紹介しましょう。
下のバナーは、新世界の秋を表現した絵になっています。
食欲の秋を感じますね。
新世界の名物である串かつ。
てっちりは、おそらくフグの提灯でお馴染みの「づぼらや」を表してるのでしょう。
本家そば・うどんは、「総本家 更科」のことでしょう。
また、バナーの中に「びっくりぜんざい」という文字が見えます。
「びっくりぜんざい」とは、昭和40年代ごろまであった新世界名物です。
どんぶり鉢に、ボリュームたっぷりのお餅とぜんざいは、労働者を始め、男のスイーツだったようです。
糖分補給、カロリー補給という、当時の時代背景が推察されます。
びっくりぜんざいは、新世界で複数の店舗にありましたが、やはり「からさき食堂」のびっくりぜんざいが有名でした。
からさき食堂は、通天閣からミナミへ約50m、今のローソンのある建物です。
昭和40年代といえば、私が子供の頃で、半世紀近く前になります。
今では、びっくりぜんざいを食したことがある人を探すのが難しくなり、実際、どんなぜんざいだったのか、興味が尽きないところです。
★Twitter@shinsekaizyoho
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