2015年 5月 の投稿一覧

ジャンジャン横丁は、新世界の南東部に位置し、南北に約180ｍ、ア－ケ－ドがある商店街です。

正式名称は「南陽通商店街」といいます。

昭和の臭いを色濃く残すジャンジャン横丁には、観光客はもちろん、常連さんも集う商店街です。

道幅が約2.5ｍと狭く、テレビ撮影などは、なかなか大変なことがあります。

ところで、ジャンジャン横丁の「ジャンジャン」の由来は何でしょうか？

ある文献には下記のように記載されています。

－－－－－－－－－－－

昭和初期、「両側から湧き起る三味線の喧騒、途方もない高い声を張り上げて、やけに喚き立てるサノサ節屋、串本節や、道頓堀行進曲。さういふものが一緒になって、道行く人の心を沸き立たせる。

ずっと、博覧会の売店を見るやうなバラック建てに、軒先には、みな同じやうな暖簾をくぐって中に入ると、大抵は鍵形りにとった長い食卓が設けられ、その上には、関東煮の鍋がぐらぐらと煮え立っている。・・・薦の被った酒樽が並び、その前の椅子に腰をかけた女が、がちゃがちゃと三味線を弾いている。

関東煮の鍋の向こうには、首筋を真っ白に塗った女が、ずらりと並んで、客に酒をついで、唄ひ、呑み、呑み且つ唄ふ。

（北尾鐐之助『近代大阪』349～350頁）

－－－－－－－－－－－

このように三味線などの鳴り物で賑やかだった商店街は、三味線の撥音をとって、通称「ジャンジャン横丁」と呼ばれました。

林芙美子の小説「めし」には戦後間もないころのジャンジャン横丁の様子が細やかに描かれています。

「ジャンジャン横丁」の表記はこの作品で初めて使われ、それまでは「ジャンジャン町」が主流で、以後、ガイドブックなどに「横丁」表記が増え始めたそうです。

実は、私の家に、ジャンジャン横丁が鳴り物で賑やかだったことが解る写真がありました。

下の写真は、ジャンジャン横丁の東側の路地で撮ったものだそうです。

ところで、ジャンジャン横丁にもキャラクタ－があります。

地元の商店主さんが描いたキャラクタ－で「ジャンジャン来太郎」と言います。

通天閣が、ジャンジャン横丁の由来である三味線を持っている姿がユニ－クですね。

というわけで、「ジャンジャン＝三味線の音」であり、ジャンジャンお客さんが来てほしいからジャンジャン横丁になったわけではありません。

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先日も当ブログで紹介しましたが、７月２２日（水）、新世界夏祭・新世界だんじりカ－ニバルが行われます。

長年続いている「新世界夏祭」は、廣田神社の夏祭りの一環で、新世界内を神輿・だんじりが巡行します。

廣田神社の夏祭りは、新世界だけでなく、日本橋や天下茶屋など、広いエリアで「だんじり巡行」が行われています。

廣田神社は、南海高野線「今宮戎」駅からスグ、今宮戎神社の近くにあります。

廣田神社では、祭神の一人に「賢彦名命（さかひこなのみこと）」を祀り、この神はアカエ（エイ）に乗り訪れる智恵の神様だと言われています。

無病息災・痔疾をはじめ難病治癒にご利益があり、叡知の“エイ”に通じることから合格・必勝の祈願を叶えるといわれており、広く信仰されています。

「エイ」の信仰は、昔、この辺りが漁師町であったからだと推察されています。

新世界の人達の中には、氏神様として、初詣に廣田神社に参拝する方も多いのです。

ところで、新世界を巡行する神輿やだんじりは廣田神社の倉庫に保管されています。

毎年、新世界夏祭りの前には、町の役員さんや有志によって、倉庫から新世界へ神輿やだんじりを運び出し、組み立て、通天閣下（王将碑横）に設営します。

毎年、本神輿・まくら太鼓・ふとん太鼓・樽神輿が新世界を巡行しますが、今年、新たなだんじりが増えることになりそうです。

以前、参加する子供達が多い時代には使われていただんじりですが、新世界夏祭りが小さくなってきていて、最近は廣田神社の倉庫に眠ったままになっていました。

数年前より新世界町会連合会は、新世界夏祭り「だんじり巡行」に外部からの参加者にも協力してもらい、また、子供達による「だんじり太鼓」も練習を重ね、今まで以上にレベルアップし、賑やかな「だんじり巡行」になってきています。

そこで今年、廣田神社の倉庫に眠ったままになっていただんじりを修理・改良し復活することになっています。

今年の新世界夏祭りに参加してもらえるグル－プや団体も少しずつ決まりつつあります。

【新世界夏祭・新世界だんじりカ－ニバル】

７月２２日（水）

午前の部１０時～１２時

午後の部１３時～１５時

通天閣下・王将碑前からスタ－トです。

小雨決行（荒天中止）

新たにだんじりが増えることで、それを動かす人手、引っ張る人手、太鼓をたたく子供達の数も増やす必要があり、今年の夏祭りも新たなチャレンジになりそうです。

浪速区で一番の夏祭りを目指し、今年の『新世界だんじりカ－ニバル』はますますバ－ジョンアップするでしょう。

写真は昨年の『新世界だんじりカ－ニバル』の様子

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昭和の初期、私の祖父が淡路島の洲本から大阪に出てきて、新世界で商売を始めました。

それ以来、私の父、私も新世界で生まれ育ち、現在に至ります。

私が子供のころには、よく淡路島の洲本に行ったものでした。

洲本は私の家のル－ツになるわけですが、先日、偶然にも洲本市商工会議所の役員の方と話をする機会がありました。

話をしてみると、洲本の商店街も新世界と共通の課題があるように思います。

観光地という面もあり、街おこしについて真剣に取り組んでおられるようです。

５月３０日（土）に、洲本市で「淡路花博2015 花みどりフェア」というイベントがあるそうで、是非、新世界で活動しているア－ティストも参加しませんかと提案がありました。

そんなわけで、新世界から代表で、シンガ－ソングライタ－「むんむ」が参加することになりました。

むんむには、新世界串かつキャラクタ－「くしたん」のテ－マソング『キラキラ☆くしたん』や『てんこもり☆新世界100』など、新世界に因んだ歌もあり、「通天閣の元気娘」として通天閣でも活躍しています。

新世界でのア－ティスト活動がきっかけになり、様々なイベントに参加できるようになることもあります。

ライブハウスだけでなく、街と絡むことで、活動の幅を広げることにもなります。

個人的に、淡路島洲本市は親しみのある場所であり、そこのイベントで新世界からア－ティストが参加できるのは嬉しいことです。

これを機に、新世界と洲本市がより近い関係になっていくことを期待しています。

『淡路花博2015　花みどりフェア』について、詳しくは下記のホームページをご覧下さい。

★『淡路花博2015　花みどりフェア』ホームページ
http://www.awajihanahaku2015.jp/

★むんむオフィシャルブログ
http://ameblo.jp/munmu-music/

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キッズダンスコンテスト『新世界フライングキッズVOL.4』開催が決定いたしました。

今年もやりますよ～！

エントリー、受付開始です！
↓
http://scpa.jimdo.com/entry/shinsekai/sfk-vol-4/

『新世界フライングキッズVOL.４』

＜趣旨及び概要＞

以前の新世界といえば、おっちゃんの街、怖い街というイメージがありました。

しかし、ここ数年、大阪を代表する観光地として、家族連れや若者が集まる街になってきています｡

通天閣、ビリケン様、スパワ－ルド、串かつなど、新世界にはいろんな名物があり、昭和の雰囲気の町並みの中に新たな文化も根付き始めています｡

新世界１００周年実行委員会は､子供達が安心して楽しめる街作り、若者が頑張っていける街作りを目指しています｡

2012年、新世界は100周年を迎え、それを機に、キッズダンスイベント「新世界フライングキッズVOL.1」を開催しました。

「フライングキッズ」を通じて、子供達に新世界を知ってもらい、未来の新世界にストリ－トダンスが根付いていくことを期待し、「新世界フライングキッズVOL.4」を開催します。

ちなみに、「フライングキッズ」のフライは、新世界らしく、串かつ（揚げ物）の意味も含めています｡

～チームショーケース コンテスト～
■新世界フライング キッズ VOL.4■

【開催日時】
2015年8月2日(日)
15:00～17:00

【開催場所】
スパワ－ルド階段上ピロティ

※雨天決行／参加・観覧無料

【特別審査員】
RYOMA(MORTAL COMBAT)

【MC】
Tsutchy(ツっちー)

【オープニングLive】
ぱんぷきんず。

【主催】
新世界地域活動協議会
新世界100周年実行委員会

【協力】
(社)ストリ－ト文化振興協会

【後援】
あべの経済新聞

【出場チーム募集】
http://scpa.jimdo.com/entry/shinsekai/sfk-vol-4/

上記、申し込みフォームよりご応募下さい。
先着16チーム
※参加費無料

【応募資格】
2名以上、10名以下の”中学生以下”のメンバーで編成されているチームに限ります。

【募集締め切り】
7/19(日)
※但し、16チームに達した時点で締め切らせて頂きます。
ご了承下さい。

今年は、新世界で活動する女の子２人組のアコ－スティックユニット「ぱんぷきんず。」がオ－プニングアクトを務め、審査員にもなります。

「ぱんぷきんず。」の新世界の応援ソング『いち、に、さん、新世界。』を一緒に踊ってくれるキッズダンスチ－ムを募集しているそうです。

下の写真は、昨年の新世界フライングキッズの様子です。
どのチ－ムも元気なダンスを披露し、ハイレベルなダンスを展開しました。

是非、『新世界フライングキッズVOL.４』にご参加下さい。

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昨日、５月２５日、新世界にビジネスホテル「東横ＩＮＮ」通天閣前がオ－プンしました。

ひと昔前まで、この場所には公楽座という映画館があり、それが無くなってからは、長い間、空地になっていて、いろんな話が浮上しては消え、新世界の中でも注目の空地でした。

意外と新世界には宿泊施設が少なかったのですが、「東横ＩＮＮ」がオ－プンしたことは大歓迎です。

というわけで、ホテルのスタッフの方に、「新世界」の情報ブログのために、ちょこっとホテル内部を案内してもらいました。

「東横ＩＮＮ」通天閣前の客室は、１７９室。

客室には、アメニティ－がバラエティ－です。

こんな大きなテレビも備わっています。

おすすめは、５階以上の部屋、あべのハルカスや通天閣を眺めることができ、最高のロケ－ションです。

４階の客室から見た「あべのハルカス」、確かにもう少し高い場所からの方が綺麗に見れますね。

客室が並ぶフロアはこんな感じです。

エレベ－タ－に乗る時も宿泊者カ－ドが必要で、セキュリティ－も万全ですね。

宿泊された方には朝食が無料。

また、新世界お散歩マップもあり、初めて来られた方も安心です。

宿泊は、公式ホームページから予約するとお得になっているそうです。

オ－プン初日から、１階ロビ－には多くのトランクが並び、すでに多くの宿泊者がおられるようです。

大阪を観光するなら、「東横ＩＮＮ」通天閣前に宿泊し、新世界を拠点にお楽しみ下さい！

地元民としては、何はともあれ、一度は泊まってみたいものです。

★東横ＩＮＮの公式ホームページ
http://www.toyoko-inn.com

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デザイン＆ア－トイベント「ツムテンカク2015」が、５月２３日（土）、２４日（日）、新世界全域で盛大に開催されました。

昨日の土曜日よりも多くの人出があり、スパワ－ルド階段上ピロティで開催された「ＨＹＰＥＲＭ☆ＡＲＫＥＴ」も賑わいました。

ツムテンカクには今年も１万人を超える来場があったそうで、新世界での一大イベントになっています。

通天閣本通商店街で行われたライブペイント。

飛び入り参加ＯＫのラジオ体操も！

新世界のとある倉庫では「ツム電カク」が行われ、光ったり動いたり走ったり、ヘンテコ作品の数々が並び、子供から大人まで楽しめる空間になってました。

なかでも、大根を触るとなまめかしい喘ぎ声を発する、「セクハラインタ－フェイス」を体験するお客さんが絶えません。

そして、この日も新世界で活動する若手ア－ティスト達のフリ－ライブがスパワ－ルド階段下広場で行われました。

奏海、２ＬＤＫ、コココ・コニ－、ぱんぷきんず。が参加し、多くの観衆が集まりました。

ツムテンカクのフィナ－レは、華やかな花魁道中で締めでした。

ツムテンカクでは、若者達の斬新なアイデアのもと、毎年、新たな企画やイベントが繰り広げられ、新世界に新たな可能性が芽生えています。

ツムテンカクを通じて、新世界を舞台に人と人が繋がっていく様子もうかがえます。

地元商店主さんとスタッフの方の繋がりも大きくなってきています。

特にスパワ－ルドさんには、毎年、メイン会場としてピロティを使用させていただき、感謝しています。

ツムテンカクが新世界に残してくれるものは、ひとつのイベントにとどまらず、果てしなく大きな価値があるように思います。

今年もツムテンカクは無事に終了しました。

スタッフの皆さん、お疲れ様でした。

★「ツムテンカク」ホ－ムペ－ジ
http://tsumutenkaku.com/

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５月２３日（土）、新世界全域にて、デザイン＆ア－トイベント「ツムテンカク2015」が盛大に開催されました。

デザインやア－トに詳しくない私には、専門的な内容は解りませんが、いつもの新世界とは違う特別な新世界に様変わりしています。

メイン会場はスパワ－ルド階段上ピロティ、「ＨＹＰＥＲ☆ＭＡＲＫＥＴ」では様々なア－ト作品が展示・販売されています。

これは、お寿司をデザインしたスマホケ－スだそうで、お寿司が大きくポケットに入らないのですが、なかなか面白い作品ですね。

「ふえ」を吹くと、３６体の「にんげん」が目を光らせながら、規律正しく動きまくる「にんげんとふえ」も面白い作品です。

地上に降りると、

ア－ト焼き芋「金時」が新世界に出現。

派手に装飾された車を見て、昭和時代のトラック野郎を思い出しました。

ビリケン神社の前では、「おあげ神社新世界みくじ」、昨年のツムテンカクＥＸアワ－ド大賞受賞の方による新しい実験企画「イラストレーターのつくる新しいみくじ」を発表。

通天閣本通商店街ではライブペイントが展開されています。

夕方、スパワ－ルド階段下広場では、紙芝居のガンチャンの懐かしい紙芝居が行われ、人だかりができました。

新世界で活動する若手ア－ティストによるフリ－ライブもあり、ぱんぷきんず。奏海、２ＬＤＫが出演し、元気なライブを行いました。

今回で５回目となるツムテンカクは、新世界の恒例イベントになってきています。

毎回、内容も変わり、新しい試みが新世界を舞台に繰り広げられ、ツムテンカクをきっかけに初めて新世界を知り、新世界に来られた方も多いようです。

本日、５月２４日（日）も「ツムテンカク2015」が開催されます。

是非、ツムテンカクが創る新たな新世界を体験してください。

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先日、ある商工会議所の役員の方とお話をする機会がありました。

地域の違いはありますが、世代間の問題や後継者不足、経営者の高齢化など、新世界とその商店街は共通の課題があることが解りました。

その商店街も観光客誘致に向けての取り組みが行われているようですが、古くから営業されてきた商店が、年々、少なくなっているようです。

家族が中心になって営業している小規模なお店で商店街は成り立ってきましたが、新世界も同様、後継者不足や経営者の後継者などの理由で閉店するお店が増えています。

閉店したお店が増えていくと、いわゆる「シャッタ－通り」になり、加速度的に商店街の衰退が始まります。

しかし、閉店したお店の跡に外部から新たなお店が入り、新しいお店の進出が継続的に増えていくことで、商店街が維持でき、将来に向けての活性化に繋がります。

新世界で、長年の間、空き地であった場所に、いよいよ、５月２５日、ビジネスホテル「東横ＩＮＮ通天閣前」が新世界にオ－プンします。

新世界は交通の便が非常に良く、地下鉄御堂筋線、地下鉄堺筋線、ＪＲ、阪堺電車、少し離れて南海電車の最寄駅もあります。

新世界で宿泊し、大阪観光の拠点にするのは合理的な方法でしょう。

「東横ＩＮＮ通天閣前」付近には、大衆演劇「朝日劇場」、カラオケ「アサヒフォ－ラム」、韓流スペ－ス、たこ焼き「しらんがな！」など、新世界を楽しむ要素がたっぷりあります。

下から撮ったら高速道路があり、あまり見えませんが、「東横ＩＮＮ通天閣前」の客室からは、あべのハルカスが綺麗に見えるでしょう。

新世界には全国からの観光客はもちろん、外国人観光客も増えています。

いよいよ、５月２５日オ－プン！

「東横ＩＮＮ通天閣前」に泊まって、大阪観光をお楽しみ下さい。

「東横ＩＮＮ通天閣前」については下記のホ－ムペ－ジをご覧下さい。
https://www.toyoko-inn.com/hotel/00252/

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デザイン＆ア－トイベント「ツムテンカク2015」がいよいよ開催されます。

５月２３日（土）、２４日（日）の２日間、ツムテンカクによって、新世界が変わります。

現在、ツムテンカクのスタッフにより、最終の準備が行われています。

メインオブジェも設営中です。

スパワ－ルド階段上ピロティでは、「ＢＡＲ桃源郷」がオ－プン、店主のジルちゃん、頑張ってます。

「ツムテンカク2015」は、２３日（土）１１時スタ－ト。

１０時５０分からはオ－プニングとして、「百人で音と体操しよう！」がスパワ－ルド階段下広場で行われるそうです。

今年のツムテンカクは新世界をメインに、味園ユニバース、インディペンデントシアタ－も巻き込んで開催します。

この期間だけのいつもとは違う特別な新世界をお楽しみ下さい。

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