大阪の中でもいちばん大阪らしい街、昭和レトロな街、人情の街、大阪グルメの街、新世界を歩けばテレビでもお馴染みの街並みが広がります。
平日にも関わらず、多くの観光客が訪れ、新世界は大阪の観光ル-トのひとつになっています。
商店街のあちらこちらに大小様々なビリケンさんが並んでますが、その中で、ひときわ目立っているのが、スワロビリケンです。
たこ焼き「しらんがな!」の前にあり、昼は太陽があたり光輝き、夜は周辺の明かりによって、様々な光を放ち輝いています。
スワロフスキーを6万石を散りばめて、さらに、おでこには9キャラットのブラックサファイアを埋め込んでいるそうです。
携帯の待ち受けにしたら、何か良いことがありそうですね。
最近、串かつバイキングのお店もできました。
自分で串かつを揚げて食べれるそうです。
たこ焼きのオブジェがお出迎え、「味の大丸」では自分でたこ焼きを焼けるお店になっています。
そして昨年より、射的を楽しめるお店もできました。
観光客から大人気、テレビでも紹介されたそうで、新世界の名物になりそうですね。
若い世代やファミリ-層などの観光客をタ-ゲットにしたお店が増える中、新世界からまたひとつ昭和が無くなりました。
昨年10月に、ジャンジャン横丁にあった「王将」という囲碁・将棋屋さんが閉店しました。
私が子供の頃には、新世界には幾つかの囲碁・将棋屋さんがありましたが、「王将」が閉店して、ついに残るは一軒だけになりました。
「王将」の店主さんによると、お客さんの高齢化などの影響で、数年前からお客さんの数が激減し、若い世代の人達の将棋離れもあり、閉店することになったそうです。
将棋といえば、地元が生んだ将棋名人・阪田三吉を思い浮かべる方が多いでしょう。
来る2月13日、阪田三吉を偲ぶイベントが「王将」店内で開催されることになりました。
さよなら王将 改築前の将棋ファン感謝イベント
■ 阪田三吉の虚像と実像・将棋クラブ王将に残る物品の展示
入場料金:無料
開催日時:2016年2月13日(土)13:00~19:00
開催地:大阪府大阪市浪速区恵美須東3丁目4-9
街が、時代に合った形に変化をしていくことは、すなわち街の発展に繋がります。
そうでなければ、生き残れないし、変化していくことは必要であり歓迎すべきことでもあります。
しかし一方、物事の移り変わりは「時代の流れ」という言葉で表されることが多いと思いますが、全てのものには「歴史」があり「文化」があり、そこには多くの「人」が存在しました。
街の変貌とは、歴史・文化・人の変貌でもあり、新世界で生まれ育った私にとって、一抹の寂しさを感じる今日この頃です。
★Twitter@shinsekaizyoho
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