今宮戎神社の十日戎に合わせ、浪速区商店会連盟は、来年1月9日(土)、「宝惠かご道中」を行うことを掲載しましたが、当日は道頓堀など様々な場所で「宝恵かご道中」が行われています。
先日、新世界会館で、下の一枚の写真を見つけました。
これは「宝恵かご」の写真で、その昔、新世界でも宝恵かご道中が行われていたのが解ります。
写真の場所は、通天閣本通商店街の一角、現在は閉店しましたが、とんかつ割烹「万よし」の前と思われます。
「宝恵かご」に乗る人も地域によって様々で、かなりの有名人が乗られることもありますが、当時、新世界では着物姿の芸者さんが乗っていたようです。
実は私、35年程前ですが、高校生の時、友人達を集めて新世界の「宝恵かご」を担いだことがありました。
「宝恵かごって、僕らでも担ぐことできるの?」と親父に聞いたところ、「友達を10人ぐらい集めたら担がしたる」と、そんな親子の会話から実現しました。
全く初めてのことで、荒っぽい担ぎ方だったようで、宝恵かごに乗っている芸者さんが、かごの天井に頭をぶつけたりしてたようです。
宝恵かご道中が済んだら、町の役員さんらが、「酒でも飲んでいけ、高校生でも少しぐらい飲めるやろ」と声をかけてくれました。
今ではあり得ない会話ですが、古き良き昭和らしさを感じます。
いつ頃まで新世界で宝恵かご道中が行われてたのか解りませんが、一枚の写真から、当時のことがフラッシュバックされ、ノスタルジックな気分に浸る今日この頃です。
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