創業85年は経っているそうですが、ジャンジャン横丁から北へ出たところに「喫茶タマイチ」があります。
私、ちょこちょこ休憩に行くのですが、喫茶タマイチに行った時、いつも気になることがあるんです。
写真のように、店内のソファーの奥行きが狭く、
座り心地がいいとは言えません。
ここで問題です。
[問題]
喫茶タマイチのソファーの奥行きが狭いのは何故でしょう。
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[答え]
酔っぱらいが寝るのを防止するため。
喫茶タマイチの店主さんによると、約30年程前にソファーの奥行きを狭くしたそうです。
今や新世界は、大阪を代表する観光エリアとして、全国から、海外から多くの観光客が訪れています。
若い世代、特に女性の来訪者が増えています。
しかし、今から30年前の新世界のイメ-ジは、こわい街とか、あぶない街とか言われていた時代でした。
新世界で生まれ育った私にとっては、けっこう住みやすい街だったわけですが、外部の方の印象は違ったようです。
確かに、酔っぱらいのおっちゃんが道で寝ている姿を見かけることは日常でしたが。
店主さんによると、酔っぱらいが喫茶店に入ってきて、座り心地がいいソファーだと、横になって寝てしまう人がいたそうです。
酔っぱらいのお客さんが寝にくいように、ソファーの奥行きを狭くしたそうです。
言われてみれば、納得です。
このように、喫茶タマイチのソファーの奥行きから、当時の新世界の雰囲気を知ることができます。
ちなみに、喫茶タマイチのメニュ-には、チョコレ-トパフェ、フル-ツポンチ、ウインナ-コ-ヒ-、イタリアンスパゲティ-など、昭和の喫茶メニュ-が変わらず残っています。
もちろん、クリ-ムソ-ダもあります。
クリ-ムソ-ダを珍しそうに、写真を撮る人もいるそうです。
ミックスジュ-スにアイスクリームを載せたクリ-ムジュ-スも若者には通じないらしい。
アイスコ-ヒ-を注文する時、「冷コ-(レイコ-)」と言う人が少なくなってきました。
店主さんによると、「アイス〇〇〇」というように、喫茶店にはアイスが付いているメニューが多く、紛らわしので、注文を通す時、アイスコ-ヒ-と言うよりも「冷コ-(レイコ-)」の方が判りやすかったそうです。
レイコ-という言い方は、喫茶店のスタッフの仕事用語だったんですね。
時代の移り変わり、町並みも変わり、新世界はこれからもますます変わっていくと思いますが、そんな中、街のあちらこちらに昭和時代の名残があります。
今年の夏休みには、少しレトロを感じる街、新世界をお楽しみ下さい。
★Twitter@shinsekaizyoho
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