通天閣の足元に「ドレミ」という喫茶店があります。
新世界によく来られる方なら解ると思いますが、喫茶店の入口の目の前に通天閣の脚がそびえています。
タワ-の脚とお店が、ここまで近くに接近しているのは、なかなか珍しい光景です。
ところで、喫茶「ドレミ」の表に、写真のようなパネルが掲示されてました。
「ニュ-ワ-ルド写真館」と書いてあるのを不思議に思い、「ドレミ」のママさんに経緯を聞いてみました。
ママさんによると、喫茶「ドレミ」として始めたのは昭和42年頃で、それまでは写真館だったそうです。
初代通天閣が解体され、新世界に通天閣が無かった時期、昭和25年前後に、ニュ-ワ-ルド写真館ができました。
その後、今の2代目通天閣が建てられました。
2代目通天閣の建設時期に、既にドレミがあったから、このように店の目の前までタワ-の脚が伸びてきているのだなぁ…と、勝手に納得しております。
ところで、写真館の開業当時は、写真を撮ってもらうのに行列ができたそうです。
しかし、昭和30年代後半から昭和40年代にかけて、カメラが普及し、一家にひとつはカメラがある時代になりました。
写真館で写真を撮ってもらうお客さんも減少し、平屋の写真館を閉めて建て直し、昭和42年に喫茶ドレミを創業したそうです。
生まれも育ちも新世界の私ですが、昭和42年といえば、私が幼少の時代で、最近まで「ニュ-ワ-ルド写真館」の存在を知りませんでした。
私、今年で52歳、まだまだ未知なる新世界を実感している今日この頃です。
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