約2年前の新聞記事ですが、2012年5月10日の産経新聞の夕刊に、通天閣のル-ツといえる『大林高塔』について掲載されてました。
1903年、当時は荒れ地だった今の新世界と天王寺公園一帯で「第五回内国勧業博覧会」が開催され、会場内に約45mの塔がありました。
これは大林組によって建設されたもので、通称『大林高塔』とよばれました。
大阪初の電気昇降機(エレベーター)を備えた展望台で、最上階まで上ると、遥か瀬戸内海まで眺望できたそうです。
第5回内国勧業博覧会の会場には、イルミネーションが取り付けられ、大噴水も5色の照明でライトアップされました。
これらは、日本にも本格的な電力時代が到来したことを示しています。
1912年にルナパークが開園し、初代通天閣が完成しましたが、それより以前に、通天閣のル-ツといえる『大林高塔』が存在したんです。
第五回内国勧業博覧会は、大阪の発展に大きな役割を担い、ルナパーク・新世界誕生の礎となりました。
今は昭和の情緒溢れるレトロな街、新世界と言われていますが、第5回
内国勧業博覧会~ルナパークにかけての時代、当時の流行の最先端、最新の技術を駆使した施設として存在してたんですね。
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