今の通天閣は2代目、新世界を知る人なら当たり前の基礎知識ですが、若い世代の観光客が増える中、新世界や通天閣の歴史を知らない方が多いようです。
というわけで、初代通天閣についての話を投稿しようと思います。
下の写真は初代通天閣です。
今の2代目通天閣とはイメ-ジが違いますよね。
というわけで、初代通天閣についてのクイズをひとつ。
[問題]
初代通天閣は何をモデルにして建てられたでしょう。
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[答え]
エッフェル塔と凱旋門
初代通天閣は、明治45(1912)年7月、エッフェル塔をモデルに建てられました。
高さ約75m、夜にはイルミネーションが点灯され、タワーの台座は、パリの凱旋門をモデルにしました。
大阪人らしさのある大胆な発想が、初代通天閣の姿に表れていたようでした。
初代通天閣を中心に、一大娯楽施設「ルナパ-ク」が広がり、メリーゴーランド、ローラースケートホール、演芸場、活動写真館、音楽堂、不思議館、展望塔、大衆演舞場、動物舎、噴泉浴場、円形大浴場、サウナ風呂、温水プールなどが設置され、まさに「夢の国」新世界でした。
今の通天閣3階に、ルナパ-クのジオラマが設置されています。
当時の様子が解ると思います。
そして、昭和18年(1943)1月、塔脚の部分にあった映画館「大橋座」より出火し全焼。
そして同年2月、戦時中の金属回収策のため、解体の上、約300tの鋼材として大阪府に供出されました。
先日も掲載しましたが、現在、2代目通天閣の免震改修工事の完成が目前で、それに伴い、初代通天閣の天井画が復活します。
免震改修工事の作業場の撤去が始まり、ついに通天閣の天井画が表れてきました。
今年、新世界及び初代通天閣が誕生して103年になります。
新世界と通天閣はこれからも運命共同体として、ますます発展していくことを期待します。
★Twitter@shinsekaizyoho
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