新世界市場の北入口に、創業101年の老舗「澤野履物店」があります。
げたや草履が並ぶショーウインドーの上に掲げられた「ハンドメードジャズ澤野工房」は日本有数の個人ジャズレーベルで、音質やジャケットにこだわったレコードやCD作りを手掛けて16年、全国のジャズファンに珠玉のアルバムを届けています。
今日は、ジャズレ-ベル「澤野工房」さんの話ではなく「澤野履物店」のお話です。
新世界には外国人観光客が増えていますが、実は、「澤野履物店」にも外国人のお客さんが増えています。
店主さんによると、特に「下駄」が大人気だそうで、日本のお土産に買われる方が増えているようです。
しかし、文化・風習の違いもあり、実際に外国人のお客さんに下駄を買ってもらうのに、かなり説明と時間がかかるそうです。
下駄の鼻緒に足の指を引っ掛けて履くが日本のスタイルで、足全体が下駄に収まることはなく、小指や足のかかとが少し下駄からはみ出します。
しかし、外国人の方は足全体が下駄に収まらないと納得がいかず、足が全部が収まるぐらい大きいサイズを希望され、女性もLLサイズの下駄を購入されるそうです。
下駄はサイズ展開が少なく、大きいサイズになると値段も高くなります。
たくさん外国人の方が下駄を見に来られますが、実際に買ってもらえる割合はまだまだ少ないようで、日本の下駄の履き方を外国人の方に解ってもらうのは、なかなか大変らしい。
ここ数年、新世界には外国人観光客が増えていますが、話を聞いてみて初めて解る、文化や風習の違いがあるようですね。
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