下の写真をご覧下さい。
『OHASHIZA』と書かれています。
戦前の写真ですが、『大橋座』という映画館の営業時のパンフレットです。
新世界が映画の街、演芸の街でもあった時代です。
さて、この映画館『大橋座』は新世界のどのあたりにあったでしょうか?
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[答え]
初代通天閣のスグ下
初代通天閣は、第二次世界大戦中の1943年(昭和18年)に、直下にあった映画館「大橋座」で火災があり、同年2月13日から塔は解体され、初代通天閣の時代は終わりました。
その火災を出した大橋座、その営業時のパンフレットを新世界援隊メンバ-が保管していました。
その一部を紹介します。
上の写真、表紙を飾る女優は、ヴィヴィアンヌ・ロマンス(VIVIANE ROMANCE )です。
パンフレットの裏側ですには、往年の洋画ファンには堪らない映画の上映予定になっています。
ところで、1953年頃、地元新世界の有志らにより通天閣の再建話が持ち上がり、「通天閣再建委員会」へと発展しました。
当初は笑い話として地元では相手にもされなかったが、再建話は徐々に現実味を帯びていきました。
だが初代通天閣の有った場所には既に民家が建ち並んでおり、ほど近い公園に再建することとなりました。
今の通天閣は、初代通天閣の場所より約30m程北側に建っています。
第5回内国勧業博覧会の跡地にルナパ-ク・初代通天閣ができ、その後、初代通天閣が無くなり、2代目通天閣の再建というように、波瀾万丈な歴史を乗り越えて、今の新世界があるんですね。
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