新世界には昭和の雰囲気が残る喫茶店が数多くあります。
その数、推定で約17軒。
先日、通天閣の足元にある「喫茶ドレミ」に行ってきました。
アイスコ-ヒ-のことを、昔は「冷コ-(レイコ-)」と言ったものです。
レモンスカッシュを「レスカ」、もちろん、喫茶ドレミでも通用します。
ミックスジュ-スの上にアイスクリームを載せたクリームジュ-スも健在です。
もちろん、チョコレートパフェ、フル-ツポンチなど、デザートのメニュ-も充実しています。
創業45年の喫茶ドレミでは、ほとんどのメニュ-が45年前のまま。
もちろん、金額は変わりましたが。
喫茶ドレミのメニュ-の中に、「ピ-チメルバ-」というのがありました。
「ピ-チメルバ-」って、どんなデザートなんでしょう。
これが喫茶ドレミの「ピ-チメルバ-」です。
ピ-チに生クリームとアイスクリーム、まさに昭和スィ-ツですね。
「ピ-チメルバ-」の由来について調べてみました。
「ピーチ・メルバ」(英:Peach Melba)とは、1892年か1893年に、ロンドンのサヴォイ・ホテル(Savoy Hotel) の料理長だったオーギュスト・エスコフィエによって考案されたデザート。
バニラ・アイスクリームの下地にバニラ・シロップ漬けの桃を乗せ、ラズベリー・ソース(すり潰した木苺)、アーモンドのスライスを掛けたデザートで、オーストラリアの歌手ネリー・メルバがサヴォイ・ホテルで食事をした際、特別製のデザートとして供されたのが始まりとされる。
また、このデザートをメルバが気に入り名前を尋ねたところ、エスコフィエが「ピーチ・メルバと呼ばせて頂ければ光栄です。」と答えたことが名前の由来とされている。
「メルバ」とはオ-ストリアの歌手の名前だったんですね。
喫茶店のデザート名の由来に、歴史の深みを感じます。
子供の頃、親に連れられて喫茶店に行った時、ウキウキしながらデザートを注文した思い出が蘇ります。
新世界の喫茶店のメニュ-には、そんな懐かしさが残っています。
是非、新世界の喫茶店をお楽しみ下さい。
[参考]
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