素朴な疑問です｡
みんな 新世界、新世界って言ってるけど、なんで新世界なん？
新世界は大阪人にとって馴染み深い名前なのに、そのわりに、何に対する「ＮＥＷ＝新」なのか、あまり考えたことがないと思います｡
これから何年経っても「新しい世界＝新世界」なわけです。
ここで問題です。
［問題］
『新世界』という名前の由来は何でしょう？
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［答え］
「新世界」とは徳川時代（江戸時代）の旧世界に対する名前です｡｣
第５回内国勧業博覧会［明治36年〈1903年〉開催］の跡地に、1912年、通天閣を中心としたルナパ－クが開園し、「新世界」が誕生しました｡
メリーゴ－ランドなどの娯楽施設、上空には４人乗りの赤いロ－プウェイが通天閣へ向かい、「美人探険館」「ｴｼﾞﾌﾟﾄ館」「不思議館」などが建ち並び、「氷山館」の冷房装置には目を見張るカラクリがあったり、音楽好きには「音楽堂」、動物好きには「モンキーホ－ル」、見るもの聞くもの全てが文字通り｢新世界｣の一大娯楽園でした｡
旧世界（徳川時代）にはなかった新しい文化や最新技術を駆使した、まさに近代化｢夢の国｣だったのです｡
夢とロマンをのせた新世界、これからも多くの人に楽しんでもらえる街であり続けたいですね｡
…参考文献…
･ｼﾘｰｽﾞ｢都市の遠近｣-新世界-：朝日新聞掲載記事（平成２年）
･大阪新名所 新世界（大正２年６月２０日発行）
･通天閣－５０年の歩み
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