通天閣のすぐ下、スギ薬局の前に、ひとつの石が設置されています。
この石の名は『残念石』といいます。
その昔、天下統一を成し遂げた豊臣秀吉の号令で、大坂城の築城のため多くの石が小豆島から切り出されました。
しかし、一部の石は大坂に運ばれず、そのまま小豆島に残されました。
大坂城の石垣に使われず、小豆島に残されたことから『残念石』と名付けられました。
数年前、浪速区が小豆島から、その石を譲り受け、新世界の中で設置する場所を検討した結果、通天閣のスグ下、スギ薬局の前に残念石を設置することになりました。
しかし、設置した当時は『残念石』の表示も小さく、全く目立ちませんでした。
せっかく、小豆島から新世界に来た残念石ですが、ここでも残念な結果になっていました。
そこで、2009年、新世界援隊によって、残念石の表示看板を作ることにしました。
お金をかけず、手彫りの看板が完成し、以前より残念石の存在が目立つようになりました。
たまに写真を撮る観光客を見かけますが、車道に面しているため、石の前に車が止められていて、残念石が見えなかったり、なかなか完璧な写真スポットにはなっていません。
確かに、派手でもなく、それほど特徴のある形でもなく、今の現状では本当に残念な残念石になってしまいそうです。
是非、新世界での記念写真に残念石も仲間入りさせてあげて下さい。
残念石の前にある説明文には、「大願成就の石」と書かれています。
一緒に写真を撮ったら、何かいいことがあるかも!
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