新世界と隣接する天王寺動物園、写真のように道路に沿って柵が延びています。
気がついてる方もおられると思いますが、柵には動物の絵が描かれています。
写真のように、斜めから見たら動物の絵が浮かび上がりますが、柵を正面から見たら、動物の絵は見えないようになってます。
天王寺動物園と新世界あの境界となっている道路の上には、阪神高速道路松原線が走っています。
先日、阪神高速道路の担当者が来られて、このあたりの高速道路の脚の補修工事を始めるという説明をされました。
一ヶ所だけでなく、数百メートルの範囲で一脚ずつ補修工事をするそうで、足場を組む期間とか含めると、トータルで2年以上かかるらしい。
安全管理のため、補修工事は大事なことです。
町内会でも回覧しました。
さて、天王寺動物園 新世界ゲートのすぐ近くに、理髪店『喜楽』があります。
以前、このシャッターの前で写真を撮っていた方を見かけました。
昭和レトロ、味のあるシャッターですね。
天王寺動物園を目の前に眺めながら、私が生まれる前から理髪店をされてきました。
私が赤ん坊の時、私の親が『今、寝てるから、今のうちに散髪してください』と電話をして、喜楽のマスターが家に来て、私が寝てる間に散髪をしてくれたそうです。
赤ん坊の時のことで、私は全く覚えてませんが、幼少期よりお世話になった散髪屋さんです。
今や新世界は大阪を代表する観光エリアとして、多くの観光客が訪れる街になりました。
コロナ前は、外国人観光客でいっぱいでした。
街が様変わりしていく中でも、私が生まれる前から、新世界がガラが悪い、怖い街と言われた時代から、理髪店一筋に生きてこられました。
それに天王寺動物園の変貌もずっと見て来られました。
何年か前、天王寺動物園の新世界ゲートの公衆トイレの前にあったゴミ箱が無くなっているのを見つけて、私に連絡が入り、ゴミ箱を戻してもらうよう天王寺動物園にお願いしたこともありました。
毎月、町会費をもらいに『喜楽』さんに立ち寄ります。
店主さんは高齢で、現在は営業時間も短くしてるそうです。
町会費の集金のたびに、昔の新世界や天王寺動物園のことを教えてくれます。
喜楽のマスターは『俺が生きてるうちに、君に天王寺動物園のこと、新世界のことをいろいろ教えていくから、よく覚えとくように。俺しか知らんこともあるからな』と言いながら、これまでにもいろんなことを教えてもらいました。
"今の新世界にはついて行けん!”という喜楽のマスターの言葉には、頑固すぎるけど、新世界への限りなく深い愛を感じます。
★Twitter@shinsekaizyoho
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