ブログで連載してますが、2012年に新世界は100周年を迎え、当時、記念事業として様々な関連事業が行われました。
最終的には、大阪市長を委員長とする『新世界&天王寺動物園百年祭協働委員会』を立ち上げ、行政や地域団体、施設や企業が協力して事業を進めていくことになりましたが、それまでの道のりはなかなか険しいものがありました。
2009年頃、浪速区役所での会議に参加した時、『2012年に新世界が100周年を迎えます。記念すべき年を盛り上げるため、皆さまのご協力をお願いします』と挨拶、自己紹介したことがありますが、役所の職員の方々、参加者の皆さんは、何の反応もなく静まりかえってしまったことがありました。
また、浪速区の市会、府会議員さんに相談しても、何の返答も無しという状況でした。
ひとつの街が生誕100周年を迎えるなんて、なかなか珍しいことで、どのように対応すればいいのか判断できなかったんでしょうね。
そんな状況でも、新世界内はもちろん、浪速区、大阪、そして全国に周知していくため、新世界100周年事業として、その年だけでなく、2009年頃から様々な事業を展開していきました。
その事業のひとつに、『新世界100周年パン』の開発事業がありました。
『新世界100周年パン』は、新世界100周年実行委員会と山崎製パン株式会社さんとの間で共同企画し、約1年半をかけて開発されました。
■まず一つ目は、ヤマザキのご当地ランチパックです。
牛カツのランチパックには、新世界ジャンジャン横丁に店を構える老舗の串かつ店『てんぐ』監修のソースをサンドしました。
■もうひとつは、お惣菜パンです。
新世界のジャンジャン横丁入口で店を構えるお好み焼き店『狐狐』監修、お好み焼き風パンです。
2012年5月31日、発売日前日に、ジャンジャン横丁北入口で、新世界100周年パンの発表記者会見が行われました。
写真右は串かつ『てんぐ』の松谷社長、写真左は、お好み焼き『狐狐』の芦田店主。
発表記者会見には、新世界PR大使 • OSAKA翔GANGSも参加し、新世界100周年パンをPRしました。
『ランチパック 牛カツ』と『お好み焼き風パン』は、期間限定で近畿2府4県のスーパーやコンビニで発売されました。
また、新世界100周年周年パンの発表記者会見は、多くの新聞で紹介していただきました。
このように、山崎製パン株式会社さんと共同開発した新世界100周年パンによって、新世界100周年を周知し、盛り上げることができたことは大きな意義があったと思います。
来年、2023年は新世界生誕111周年を迎えますが、現在はコロナ禍で、なかなか思うような企画やイベントを計画することが難しい状況です。
そんな中でも、個人でできることは情報発信していくことでしょう。
新世界の情報ブログを通じて、少しでも多くの人に『2023年 新世界生誕111周年』を知ってもらえたら嬉しいです。
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