ジャンジャン横丁を北側に出たところにある喫茶タマイチは創業90年を誇る老舗の純喫茶です。
私もちょくちょく立ち寄る喫茶店です。
喫茶メニューからサンドイッチ、軽食まで、純喫茶にあるメニューは一通り揃ってます。
先日、私が立ち寄った時は、ホットココアを注文して、ほっこり温まりました。
店内を見渡すと、気になるメニューのチラシが貼ってありました。
『びっくりぜんざい』は昭和30年代〜40年代の新世界名物のひとつでした。
『びっくりぜんざい』は丼に入ったぜんざいで、通天閣前にあった『からさき食堂』のほか、数店の看板メニューで男性に好まれていたが、1970(昭和45年)ごろに姿を消しました。
喫茶タマイチの店主さんは、うっすらとした記憶と、食べたことのある人からの意見を聞き、何度も試食を重ねて再現したそうです。
昭和40年代のことですから、地元でも『びっくりぜんざい』を食べたことがある人は少なく、探すのが大変だったそうです。
『びっくりぜんざい』は、冬場になると、ちょくちょく注文があるそうで、人気メニューのひとつです。
また、こんなチラシも貼ってありました。
ネーポンって知ってますか?
ネット検索して調べてみました。
ネーポンは1990年代まで関西を中心に販売されていた、ネーブルとポンカンの果汁を使った柑橘系の清涼飲料水です。
神戸にあったツルヤ食料品研究所という会社で1960年代から製造されていて、1994年に「たけし さんまの世界超偉人伝説」というTV番組で何度も取り上げられて以降、人気に火が付いたらしい。
しかし阪神淡路大震災の影響などもあり、1997年にはネーポンの製造が終了。
2007年には販売元のツルヤ食品工業も廃業し、名実共に”幻のジュース”となってしまいました。
しかし2019年、ネーポンの愛飲家によって、4倍希釈のシロップとして復刻を実現しました。
そんな関西の伝説的飲料『ネーポン』が、NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」の視聴者の間で話題になっているそうです。
主人公・るいが働くクリーニング店の近くに貼られたオレンジ色と水色のポスターから、昭和から平成時代に関西で愛された『ネーポン』を思い出す人が続出。
”朝ドラ効果”で売り上げが伸びているらしい。
そのような伝説の『ネーポン』が喫茶タマイチでも飲むことができます。
喫茶タマイチの店主さんに、なぜ、ネーポンを始めたのか聞いてみたら、常連さんがたまたま持ってきてくれて、一度、飲んでみてくださいと言われたところから商品化になったそうです。
『喫茶タマイチ ネーポン』で検索してみたら、いろいろ情報が出てきます。
YouTube動画でも紹介されてるようです。
次回は私もネーポンを飲んでみたいと思います。
喫茶タマイチには何回も行ってますが、立ち寄るたびに、懐かしくレトロな話題が見つかるのがおもしろい。
長年の歴史が蓄積されたお店は奥深いと感じる今日この頃です。
みなさんも喫茶タマイチに立ち寄ったら、懐かしく新しい発見ができるかもしれませんね。
■下記、伝説的飲み物『ネーポン』が紹介されてます。写真は喫茶タマイチ店内で撮ったそうです。
★Twitter@shinsekaizyoho
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