先日、事務所の書類を整理していたら、懐かしい新聞記事を見つけました。
2013(平成25)年の新聞記事です。
当時、アコースティックで活動する高校3年生だった『よしだーまん』という女の子が、喫茶店の歌を作り、それを機に、新世界若手の会『新世界援隊』は、3月10日を『新世界 喫茶店の日』として、新世界にある喫茶店、喫茶文化を広めようと動き出しました。
3月10日=サテン=喫茶店という語呂合わせです。
『新世界 喫茶店の日』について一番に取り上げてくれた朝日新聞の取材の様子は、今でも覚えています。
『茶しばこか@新世界』、歌のタイトルがいいですね!
"コーヒーにウィンナーが入ってるって思ってたウィンナーコーヒー、ウィーン風のコーヒーやで"という歌詞がありますが、歌を作る時、『よしだーまん』にいろいろ喫茶店のことを話したことを懐かしく思い出します。
朝日新聞(2013年2月16日/夕刊)
そのあと、大阪日日新聞、産経新聞、大阪スポーツ、読売新聞など、次々と『新世界 喫茶店の日』が紹介されました。
また、テレビのニュースでも取り上げていただき、私が出演してアナウンサーの方と喫茶店を巡った記憶があります。
新世界の喫茶店は、当時より減ったとはいえ、それでも9〜10店舗は営業しています。
新世界に来られた方の中には、新世界に喫茶店が多いのに驚く方もおられます。
串かつ屋さんは多いけど、実は喫茶店(純喫茶)も多いんです。
現在では、レトロブームや純喫茶巡りなどがテレビや雑誌、SNSでも紹介され、大阪メトロ(大阪の地下鉄)では、喫茶店巡りの企画が行われたりしています。
また、喫茶女子などという言葉もあるようです。
世間が、純喫茶にそのような価値観を見出すより前に、新世界では純喫茶をPRする企画を行なっていたことになり、目の付け所は間違ってなかったと、今更ながら実感します。
地域の観光PRについて、地元の人はどのようなことができるのか、難しい問題のように思いますが、すでに地元にある物、根付いている文化を見つけて情報発信をすることから始まります。
すでにある物ですから、新しく作る必要もなく、それを情報発信をしていくだけですから、お金をかけずにできる活動です。
できれば、記念日を作るとか、少し工夫を凝らして情報発信することで、効果が大きくなるでしょう。
コロナ禍が続き、厳しい状況が続いてますが、もう一度、多くの人に新世界に興味を持ってもらうためにも、原点に戻って、地元の魅力を再発見することから始めようと、懐かしい新聞記事を眺めながら思う今日この頃です。
ところで、喫茶店の歌を作ってくれた『よしだーまん』は、2年ほど前に、お子さんを連れてうちの店に遊びに来てくれました。
今も覚えてくれていて、嬉しく思うと同時に、年月が過ぎる早さを感じました。
★Twitter@shinsekaizyoho
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