新世界町会連合会は、大阪観光局の依頼で、大阪参加体験プログラムに登録し、中学生や高校生の体験学習を受け入れています。
これは全国の中学生、高校生に向けて、大阪での体験学習プログラムを集めた冊子になっていて、主に旅行代理店などに配布されるそうです。
新世界では、特産品販売や観光PR活動を行う学校が多く、一昨年までは、年間6〜8校の申し込みがありました。
その都度、生徒数は様々で、15人程度のときもあれば、100人を超える場合もあります。
販売場所は通天閣下を中心に、人数が多くなれば場所を増やして行います。
物を売ることの難しさ、売れた時の喜びを感じることができ、生徒達の積極的な行動が売れ行きにも繋がります。
お客さんとのコミュニケーションも大事であり、最初は恥ずかしがっていた生徒達も、最後には大きな声で、積極的に販売する光景を見ることができます。
また、新世界は外国人観光客も多く、学校で習った英語を駆使してコミュニケーションをとる生徒達もいます。
商人体験は生徒達にとって貴重な経験になっているようで、年々、新世界で商人体験や観光PR活動を実施する学校も増える傾向にあり、常連の参加校もありました。
しかし、新型コロナウィルスの感染拡大により、昨年に予定していた商人体験は全てキャンセルになりました。
新型コロナウィルス感染拡大は、飲食店だけでなく、観光業、旅行会社、宿泊施設、バス会社、その他、様々な方面に大きな影響がありますが、修学旅行を楽しみにしていた生徒達にとっても残念なことで、学校での思い出のひとつが無くなってしまうことは寂しく思います。
日本全国で感染拡大が続き、中学生や高校生による商人体験を開催するのは難しい状況が続いています。
今年は9月以降、商人体験の予約が数件入ってましたが、全てキャンセルになりました。
大阪府でも緊急事態宣言が延長になり、先が見えない状況でもあり、大阪への修学旅行のキャンセルは仕方がないことでしょう。
一日も早く、新型コロナウィルスが終息し、新世界で商人体験が復活し、生徒達の元気な姿、笑顔を見れる日が来ることを楽しみにしています。
写真は過去の商人体験、観光PR活動の様子です。
★Twitter@shinsekaizyoho
「愉快・痛快・新世界情報」では、新世界のイベント情報や最新情報を発信しています。
※ 当blog掲載の写真・動画等、無断での複写(コピー)及び、コンテンツの転載転出を禁じます。