倉庫に眠っていた服などを整理していると、亡き父が保管していたTシャツが出てきました。
2003年に作られたTシャツでしょう。
赤い文字で『NANIWA PHILIPPINE』と描かれています。
当時、この企画を進めていた私の父にとって、思い出深いTシャツだったと思います。
2000年、『大阪市一商店街一国運動』という大阪市の事業が始まりました。
たぶん磯村市長が掲げた一大事業だったと記憶しています。
大阪市が2008年に開催するオリンピック誘致のために行われた国際交流の一環事業でした。
一国運動の内容はひとつの商店街がひとつの国を選び、その国に関するイベントを行い、オリンピック誘致への盛り上がりを目指した事業だったようです。
ちなみに、大阪のオリンピック誘致は叶わず、2008年は北京でオリンピックが開催されました。
一商店街一国運動では、浪速区はフィリピンを応援することになり、浪速区の商店街、もちろん新世界も会場となり『浪速区フィリピンフェスタ』が盛大に行われました。
他の商店街に比べると、浪速区は長い期間、フィリピンフェスタが行われたと聞いています。
このTシャツは、2003年にの浪速区フィリピンフェスタを開催した時のグッズだと思います。
スタッフが着ていたTシャツか、景品として提供していたものか解りませんが。
実は、『大阪市一商店街一国運動』『浪速区フィリピンフェスタ』とネット検索しても詳しい情報を集めることができませんでした。
当時、ようやくパソコンが普及し始めた頃だったと思います。
ホームページというものが真新しいものだった時代かもしれませんね。
そんな時代ですから、ネットに写真が残っているより、関係者の家の倉庫に、現像した写真が眠っているかもしれませんね。
それにしても、浪速区の商店街で、フィリピンを応援する事業が行われていたなんて、ちょっとびっくりですね。
亡き父は、浪速区の商店街の活動として、フィリピンフェスタに力を入れていたことは、私にとっても印象深い思い出です。
今年の夏、東京オリンピックが開催されるようですが、新型コロナの影響で、開催に反対する意見も多く、盛り上がりを感じる雰囲気ではありません。
すごく難しい状況判断になると思いますが、もしオリンピックが開催されるなら、多くの人が開催して良かったと感じ、多くの人に感動を与えることができる大会になってほしいと思います。
しかし、東京オリンピック、いったいどうなるんでしょうね?
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