新型コロナウィルス感染拡大により、大阪府では緊急事態宣言が発令されています。
お酒を提供する飲食店には休業要請が出され、新世界も全く賑わいはありません。
串かつ屋、居酒屋、立ち飲み屋などが多いジャンジャン横丁でも休業している飲食店が並んでいます。
営業しているお店は、立ち食いうどん、将棋センター、物販店ぐらいです。
そんな中、大西煙草店は元気に営業しています。
店主さんは、
『こんなに店が閉まっていて、人が少なくて、忙しいわけないやろ』
と、ぼやいておられました。
大西煙草店は、タバコの種類は豊富です。
ほとんどの銘柄を扱っているそうです。
店頭にはこんな表示が貼られています。
『煙草の名前を言ってくださいませ!
1秒で出します…..よ』
店主さんは、どこの棚にどの銘柄のタバコがあるのか、全て記憶しているそうで、たまに、タバコを買う時、時間を計るお客さんもおられるとか。
店主さんによると、1秒で出しますというのは、まんざらオーバーな表現ではないそうですが、実際には5秒以上かかってると思います。
しかし、店主さんの気合いを感じます。
また、大西煙草店には、タバコ以外にもおもしろい雑貨やおもちゃを販売しています。
フクロウの刺繍がされた手提げ布袋、『幸せを呼び込むフクロウ』という商品名です。
フクロウと袋をかけたダジャレですね。
大西煙草店の名物的な商品、『大きなオッパイ』です。
ちなみに、ふつうのオッパイ(ほんまもんのオッパイ)は、取り扱ってないそうです。
マッチ1箱10円、今ではマッチが珍しく、ちょくちょく売れるそうです。
サイコロ1個30円、近所に幾つもの麻雀店があった時代は、ニーズがあったと思われます。
タバコのフィルターなど、ケースから出して、バラで売っているのがおもしろい。
しかし、売れるそうです。
今は売ってませんが、その昔、タバコを1本ずつバラでも販売していた時代もあったそうです。
大西煙草店は、昔から新世界ならではの需要に応えながら、個性的な店づくりをされています。
コロナ禍に負けず、これからも頑張ってほしいと思います。
【追記】
新世界 • ジャンジャン横丁の老舗の串かつ屋さん『八重勝』が、5月21日より営業再開するそうです。
もちろん、要請に従い、アルコール類の提供はなしで営業されるようです。
★Twitter@shinsekaizyoho
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