通天閣本通商店街のアーケードに並ぶバナーは、新世界の四季をイメージした絵が描かれたオリジナルのデザインになっています。
春は新世界に隣接する天王寺動物園、桜が咲く中、サバンナゾーンで家族で楽しんでいる様子が描かれています。
新世界の冬を表すバナーには、通天閣の節分福豆まきのイメージが描かれています。
通天閣の節分福豆まきは、1957(昭和32)年から続く行事であり、大阪府市民の繁栄と幸福を祈願することを目的に行なっています。
毎年各方面で活躍している人を招いて、盛大に開催しています。
さて、2月1日、通天閣では節分を前に恒例行事「通天閣節分福豆まき」が行われました。
今年は、大阪松竹座4月公演「アンタッチャブル・ビューティー ~浪花探偵狂騒曲~」の主演を務める元宝塚歌劇団星組トップスターの紅ゆずるさんや、同作に出演する竹下健人さん、桑野藍香さんらが参加し、地上高さ94.5メートルの屋外展望台「天望パラダイス」で豆まきを行いました。
また、例年、1階正面玄関前で行われている一般向けの豆まきは、今年は新型コロナウイルス感染症対策で中止にして、代わりに1000袋の福豆を非接触で配布しました。
いつもなら、一般向けの豆まきは、『鬼は外、福はうち』と元気な掛け声の中、多くの人が集まって福豆を取り合うという、盛況盛大な行事ですが、今年は粛々と福豆を配布する様子がテレビのニュースで映し出されてました。
大阪日日新聞(2月2日付)にも掲載されてました。
感染防止策として福豆を配布するという形態に変更になりましたが、コロナ禍でも恒例行事を継続できたことが素晴らしいと思います。
昨年は感染防止のため、多くのイベント、それに伝統行事まで中止になりました。
今年も昨年同様に様々なイベントや伝統行事が中止になれば、長年にわたって築き上げてきた文化や伝統が消滅してしまうことに繋がるでしょう。
今年、通天閣の福豆まきを見て、感染防止策をとり、開催方法を工夫しながら、形が少し変わっても継続できる可能性を探っていくことも必要だと感じました。
★Twitter@shinsekaizyoho
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