大阪市商店会総連盟が主催する「大阪市あきないグランプリ」は、2009年から始まり、今期で１２回目を迎えます。
大阪市内商店街の中から、様々な個性を活かした店舗を発掘し、表彰しています。
個性的で魅力のある店舗が、特性に応じた評価を受けることができるように、「商品・サービス部門」「店舗デザイン部門」「ハートフル部門」「ルーキー部門」の４つの各部門を設けて、消費者の目線に立った審査を行なっています。
あきないグランプリは大阪市内の各商店街から推薦を受けた、選りすぐりの店舗について、書類選考とミステリーショッパーズ（覆面調査員）による臨店審査を行ったうえ、最終審査会での専門家等の審査を経て、グランプリ、準グランプリ及び特別賞を決定します。
以前、ブログでも紹介しましたが、2019年の大阪市商店会総連盟による『第１１回 大阪市あきないグランプリ』では、グランプリ（大阪市長賞）に、ココモよってぇや 新世界店（新世界本通商店会）が選ばれ、また、新世界人力車「俥天力」も特別賞（商都大阪おもてなし賞）を受賞しました。
新世界からＷ受賞という快挙、記憶に残っている方もおられると思います。
さて、ブログでも紹介しましたが、2020年１１月、『第１２回 大阪市あきないグランプリ』に、浪速区商店会連盟でも、同連盟に加盟する商店会から９店舗を推薦しました。
そして、これら９店舗の中から、大阪市商店会総連盟の審査対象になったのは、新世界本通商店会から『新世界シアター朝日』、なんさん通り商店会から『福商会 計量器店』でした。
2021年１月１２日、難波のスイスホテル大阪で、『第１２回 大阪市あきないグランプリ』表彰式が行われました。
感染防止のため、会場に入る時は検温、もちろんマスク着用です。
大阪府に再び緊急事態宣言が発令される直前の日程だったので、表彰式を決行したそうです。
もう少し表彰式の日程が遅ければ、中止になっていたと思います。
来賓の挨拶でもリモートで行う場面もあり、時勢を表していますね。
今回、千林商店街振興組合から『マミのお菓子』（洋菓子販売）がグランプリに選ばれました。
代表でトロフィーを受け取ったお店の方は、
一緒に働いているスタッフのみんなにLINEで知らせたい。一緒に頑張ってくれたスタッフのおかげで、このような賞をいただくことができ感謝しています。
と、涙で声を詰まらせながら受賞の挨拶をされました。
今回、浪速区からはグランプリ、準グランプリ、特別賞に選ばれませんでしたが、受賞したお店の方の挨拶を聞いて、大阪市あきないグランプリが、お店にとって、商店街にとって、励みになっている様子が解ります。
新型コロナウィルス感染拡大が続き、もうすぐ一年になります。
それぞれの店舗、商店街にとって、計り知れないダメージがありました。
そんな状況の中、大阪市あきないグランプリの表彰式を決行したことは、大阪の商店街の元気と熱意を感じました。
コロナに負けず、商店街がこの状況を乗り越え、大阪を盛り上げていくことを願っています。
★Twitter@shinsekaizyoho
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