大阪環状線と関西線『新今宮駅』のホーム中ほど、すぐ北側に、巨大な建物が建築中です。
写真はプラットホームから撮った写真ではなく、高架下から撮ったものです。
さて、何が建てられてるか解りますか?
答えは後にまわし、数年前まで、ここは広大な空き地でした。
昔、ここにはクラブコスメチックスの研究所・化粧品工場、日本ラス工業の工場があったそうです。
その後、1996年から2009年までは、浪速警察署の建替え時の仮庁舎や、大阪府警本部なにわ別館として使用されていた時期もありました。
それ以降、長い間、大阪市所有のまま広大な空地の状態が続き、地元では長年の課題になっていました。
当初は大阪市が学校建設用途に土地を購入していたものの建設計画が進まず、基本的には何の用途も成してなかった土地でした。
2018年、この空き地に、近い将来、有名リゾートホテルを経営する『星野リゾート』による宿泊施設が建つというニュースが入ってきました。
星野リゾートの「大阪市・新今宮駅 都市観光ホテル開発計画」として、都市観光客をターゲットにした、新しいスタイルのホテルで、2022年春の開業をめざしているようです。
『星野リゾート OMO7 大阪新今宮(おもせぶん)』と施設名を決定し、建設が始まりました。
答えは、『星野リゾートOMO7 大阪新今宮』というホテルの建設工事でした。
「OMO」とは、星のや、リゾナーレ、界に次ぐ星野リゾートの第4のブランドです。
「寝るだけでは終わらせない、旅のテンションを上げる都市観光ホテル」をコンセプトに、2018年4月にOMO7 旭川(北海道・旭川)、同5月にOMO5 東京大塚(東京・大塚)の2施設を開業しており、OMO7 大阪新今宮は、OMOブランド3施設目となります。
実は先日、星野リゾートの担当者が、新世界町会連合会に、建設工事の進捗状況や今後のプランなどを説明しに来られました。
新世界会館で会合があり、名刺交換をさせていただきました。
当初、20階建ての構想があったそうですが、実際には、14階建ての計画になり、現在は10階まで建てられてるそうです。
地元の人、大阪の人達が抱く、従来の新今宮駅周辺のイメージを、一旦、白紙に戻して考えると、『星野リゾートOMO7 大阪新今宮』の最寄駅に乗り入れる路線は、JR環状線・大和路線(大和路快速)・阪和線(関空紀州路快速、はるか、くろしお)、南海本線(ラピート、空港急行)・高野線、地下鉄御堂筋線・堺筋線の7路線もあり、観光客目線で見ると、素晴らしい立地になっています。
新世界に隣接する地域に『星野リゾートOMO7 大阪新今宮』ができることは、新世界にとって大いに歓迎すべきことであり、これから協力し合える関係作りを目指していきたいと思います。
2022年春、『星野リゾートOMO7 大阪新今宮』によって、新今宮駅周辺がどのように変わっていくのか、注視していきたいと思います。
写真の右側が、JR環状線の効果、左側がホテル建設地。
向こうに見えるのが、あべのハルカス。
写真はホテルの北側です。
ホテルには、あべのハルカスや通天閣を眺めることができる客室もあるそうです。
★Twitter@shinsekaizyoho
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