先日も紹介しましたが、8月27日(木)〜30日(日)まで、新世界の『ROJIギャラリー1616』で、『喫茶ドローイング展』が開催されてます。
写真のように、『ROJI』(路地)にある小さな個展会場です。
『喫茶ドローイング展』の主催者は、大阪だけでなく、全国の喫茶店(純喫茶)のイラストを描き、今回の個展を開催しました。
実は100展以上の作品がありますが、展示しているのは、その一部だそうです。
主催者によると、ひょんなことから始めた純喫茶めぐりのイラスト訪問記録をSNSにアップして、それが今回の個展に繋がり、いつか1冊にまとめて本にすることが夢だそうです。
新世界の情報ブログですから、特に、新世界の喫茶店のイラストを紹介します。
じつは、昨年まで、古くから新世界で営業していた『喫茶スター』のイラストも描き終えていたそうですが、現在は廃業しているため、展示を見送ったそうです。
大阪 • 難波にある『喫茶アメリカン』、大阪出身の私と同世代の方々なら、一度は訪れたことがあるでしょう。
個展に立ち寄った私の感想ですが、このように、イラストにして展示すると、それぞれの喫茶店の個性や魅力について、私達の頭の中で想像が膨らみ、行ってみたい気分になります。
写真では伝えることができない魅力が、イラストだから伝わってきます。
喫茶店の名前にも、時代背景が表れているのが解ります。
当時、流行った言葉や音楽、歌詞などが店名になっている喫茶店もあるようです。
主催者は若い女性の方で、そんな時代背景を語っても、解らないようで、世代の違いを感じました。
ふだん、何気なく素通りしてしまう喫茶店ですが、このように、ひとつひとつをイラストにして眺めると、同じものが2つとない個性を感じます。
もし、この喫茶店が無くなれば、永遠に同じものが作れない、という危機感すら感じました。
それが昭和の時代から営業を続けてきた喫茶店の存在であり、文化となっています。
主催者は、
初日の木曜日ですが、お客さんがほとんど途切れることがなく、忙しい展示会になり、ほっとしています。30日の日曜日まで頑張ります。
と、おっしゃってました。
小さな展示会ですが、そこには世代を超えた文化があり、懐かしさも詰まった、素敵な個展です。
帰り、記念に『喫茶ドローイング展』のコースターを買って帰りました。
『喫茶ドローイング展』は、8月30日(日)まで開催しています。
是非、お立ち寄り下さい。
★Twitter@shinsekaizyoho
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