大阪観光局の依頼により、新世界町会連合会は全国の中学生、高校生の体験学習を受け入れています。
新世界では、2010年から大阪観光局の「大阪参加体験プログラム」に登録し、体験学習の受け入れを始めました。
特産品販売や観光PR活動を行う学校が多く、年間6〜8校の申し込みがあります。
参加人数が少ない場合は通天閣下での販売ですが、人数が多くなれば、販売場所を増やして行います。
物を売ることの難しさ、売れた時の喜びを感じることができ、生徒達の積極的な行動が売れ行きにも繋がります。
大阪を代表する観光エリアである新世界には、平日でも全国から多くの観光客が訪れ、外国人観光客も多く、生徒達がいろんな人とコミュニケーションをとることが、体験学習の醍醐味でしょう。
学校で習った英語を駆使して外国人とコミュニケーションをとる生徒達もいたり、新世界での商人体験の特徴にもなっています。
商人体験は生徒達にとって貴重な経験になっているようで、毎年、新世界で商人体験を実施する学校も増えつつありました。
今年1月の段階では、今年だけで10校を超える中学校の商人体験が入ってきそうな勢いを感じてました。
しかし、新型コロナウィルス感染拡大により、修学旅行を延期すり学校が増え、春から夏にかけての商人体験は全て中止や延期になりました。
実施が確定していたら学校もあり、生徒たちや先生方にとって、本当に残念だったと思います。
今年9月までの商人体験は中止、延期になりましたが、いよいよ10月から、幾つかの学校の商人体験が予定されています。
その中には、春に予定していた商人体験を10月に延期した学校もあるようです。
新世界で商人体験を受け入れるにあたり、先日、大阪観光局の担当者と、新型コロナウィルス感染防止対策のガイドラインについて打ち合わせをしました。
屋外での商人体験ですから、換気については心配ないのですが、マスク着用、手指の消毒、そして、できる限りのソーシャルディスタンスを取りながら、実施していくことになりそうです。
首都圏を中心に、新型コロナウィルスの感染が増えている中、今年の秋の状況まで解らないのが現状ですが、商人体験に参加した生徒達にとって、より良い思い出になるよう、新世界町会連合会としても実施に向けて準備をしていきたいと思います。
現在、新世界はまだまだ観光客が戻ってきていない状況が続き、外国人観光客が戻ってくるのは、まだ先の話になりそうです。
10月以降、新世界にどれだけの賑わいが戻っているのか、心配なところはあります。
また、現在、予定されている商人体験が、状況によって中止や延期になる可能性もありますが、スタッフも生徒達も感染防止に努めながら、商人体験が開催できることを楽しみにしています。
写真は、以前に行われた商人体験の様子。
★Twitter@shinsekaizyoho
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