クラウドファンディング

【『づぼらや』の閉店により、フグの提灯はどうなるのでしょう?】

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先日、ブログでも掲載し、ニュースなどでご存知の方が多いと思いますが、新世界にあるフグ料理の老舗『づぼらや』が閉店することになりました。

新型コロナウィルス感染拡大による緊急事態宣言で、4月6日より臨時休業を続け、6月15日より営業再開を目指していたそうですが、運営会社は新世界と道頓堀の2店舗を9月に閉店することを決めたそうです。

創業1920年、新世界と共に100年の歴史を歩んできた「づぼらや」は、フグ料理として新世界名物であり、フグの大提灯が有名でした。

づぼらやの閉店については、地元の人達の間でも話題になっていて、ショックを隠せないように感じます。

私も含め、地元の人達にとっては、生まれた時から『づぼらや』があり、フグの提灯があるわけで、そこに存在して当たり前であり、愛着を持ってます。

フグの提灯が無くなることを受け入れることが難しいところでしょう。

私の方にも『づぼらやのフグの提灯、どうなるんでしょうか?何とか残すことはできないものか』という話をしに来る方もおられました。

数日間で、10人以上の地元の人から、そんな声を聞きました。

また、『クラウドファンディングでお金を集めて、街で買い取ってはどうか』という意見もあります。

通天閣と『づぼらや』のフグの提灯、新世界の街並みは、大阪らしいゴチャゴチャ感があり、大阪を代表する風景であり、写真スポットとしても大阪を代表するものです。

大阪を代表する写真からフグの提灯が消えることは、新世界にとって大きなマイナスになると、おっしゃる方もおられます。

一方、フグの提灯が無くなることは寂しいですが、フグ料理店があってのフグの提灯ですから、『づぼらや』が閉店するんだから、フグの提灯が無くなるのは仕方ないことだと言う人もおられます。

また、時代の流れによって、街が変わっていき、新世界名物であったフグの提灯が無くなるのも時代の流れで、仕方ないことだと言う意見もありました。

確かに、多くの地元の人は、フグの提灯に愛着を持ち、何とか残していく方法を考えるべきだと言う意見は根強いものがありますが、フグの提灯は、『づぼらや』の所有物であり、本当に仮の話ですが、街がフグの提灯を譲り受けることができたとして、どのように有効活用していくのか、メンテナンスについて等、いろんな課題もあり、難しい問題です。

しかし、全く行動せずに、フグの提灯が無くなるのを待つのも寂しい気持ちになります。

話はかわりますが、2018年9月4日、台風21号が大阪に大きな被害を及ぼしたのを覚えてますか?

関西空港では、台風の影響でタンカーが台風の風に流され、連絡橋にぶつかるなどしたほか、高潮の影響で、航空機の駐機場やターミナルビルの地下などが、浸水したそうです。

新世界でも店の看板、屋根などが吹っ飛んだり、大きな被害がありました。

しかし、そんな猛烈な台風の中でも『づぼらや』のフグの提灯は、全く無事でした。

どんな大きな台風にも負けず、新世界の街を泳いでいたフグの提灯ですが、今後どうなるのか、地元の人だけでなく、新世界に愛着を持っておられれる方々にとって、大きな心配事になっているようです。

★Twitter@shinsekaizyoho
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