ジャンジャン横丁 北入口を出たところに、創業 約90年を誇る『喫茶タマイチ』があります。
玉造1丁目にあった製菓店が発祥だそうで、店名である『タマイチ』は玉造1丁目が語源だそうです。
久しぶりに、『喫茶タマイチ』で、[冷コー]を飲みました。
[冷コー]とは、関西圏を中心に使われる喫茶用語で、アイスコーヒーを表します。
お店の外には、写真のような『冷コーあります』『レスカあります』のポスターが貼られています。
若い世代のみなさんは、冷コーやレスカなどの言葉は使わないようになりました。
たまに、冷コーという言葉が通じるか試しながら注文する人もおられるとか。
ポスターを見た通行人は、『冷コーて書いてる!』『冷コーて何か解る?』など、一日に何人もがポスターに反応されているそうです。
ちなみに、レスカとは、レモンスカッシュのことです。
これらのポスターは、2012年頃、新世界の若手の会の企画として、新世界にある喫茶店に貼ってもらいました。
当時、新世界には、12〜13店舗の喫茶店がありました。
度々、新聞やテレビでも紹介されたことがあり、今でもたまに取材があるように、ほとんどお金をかけずに、新世界に名付いた文化や魅力を発信することができる、息の長いポスター企画になりました。
喫茶タマイチの店主さんによると、新型コロナウィルス感染拡大に伴う緊急事態宣言もあり、来店するお客さんは、以前のような観光客ではなく、ほとんどが近隣の常連さんだそうです。
そのため、特に最近は、『冷コーちょうだい』という言葉を、ふつうに使うお客さんが増えているそうです。
さて、緊急事態宣言が解除になり、様々な業種が営業再開していますが、世間では、まだまだ自粛ムードが残り、どの店舗も厳しい状況が続いています。
店主さんは、『昨年、消費税が10%になり、今年4月からは、店内禁煙を実施、その上、3月ぐらいからは新型コロナウィルス感染拡大による影響、店にとっては3連発の苦難が訪れました。この苦境を乗り越えれるよう頑張っていきたい』と、おっしゃってました。
報道によると、大阪府は、新型コロナウィルスの影響で激減した観光客を呼び戻すため、近隣の府県から訪れた人が、府内のホテルや旅館を利用したときに、宿泊費の一部を還元する取り組みを始めると発表しましました。
各店舗の頑張りはもちろんですが、行政による経済を回すための取り組みにも期待を寄せる今日この頃です。
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