新世界の最寄り駅のひとつに、阪堺電車「恵美須町駅」があります。
恵美須町駅は1911(明治44)年に開業し、通称「ちんちん電車」と呼ばれ親しまれている路面電車の停留所になっています。
通天閣3階には、当時の阪堺電車「恵美須町駅」ジオラマが展示されています。
阪堺電車は、大阪の下町を走り、新世界・恵美須町から住吉、浜寺公園までを往来しています。
さて、阪堺電気軌道は2020年2月1日、始発から、恵美須町停留場を新駅舎に移設しました。
停留場の移設は、台風21号により被災した駅舎の復旧にあわせて実施されるもので、バリアフリー化による利便性の向上を図ります。
新駅舎は旧駅舎から約100メートル南側にあります。
すでに、多くの乗客が、新しい駅舎に足を運んでおられました。
また、阪堺電気軌道は,恵美須町・新今宮駅前の各停留所にそれぞれ副駅名として、「通天閣前」「新世界前」と表示することになりました。
これは、両停留場付近の観光スポット「通天閣」と「新世界エリア」の最寄り停留場の問合せが多数あり、外国人観光客への対応など,すべての利用客に分かりやすくすることで,沿線の観光地を認知してもらうことを目的に実施したそうです。
ところで、今から9年程前になりますが、「新世界&天王寺動物園百年祭協働委員会」の事業の一環で、阪堺電気軌道阪堺線(恵美須町~大小路間)が開通100周年を迎えることを記念したセレモニーが2011年12月1日、恵美須町駅で開催されました。
阪堺電車、新世界、通天閣、天王寺動物園の100周年事業を、阪堺電車の方々とも協力しながら進めたことは、今でも思い出に残っています。
今では廃墟となった旧恵美須町駅を見て、一抹の寂しさを感じますが、今後、跡地がどのように利用・開発されるのか、興味があるところです。
★Twitter@shinsekaizyoho
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