新世界には昭和の時代から営業している喫茶店が数多くあります。
数年前までは、10店舗を超えてたのですが、閉店されるお店もあり、現在はちょうど10店舗ぐらいになっています。
先日、大阪メトロが企画する「純喫茶巡り」について、ブログで紹介しましたが、純喫茶だけでなく、大阪市内には、まだまだ多くの純喫茶があります。
ブログの記事はこちら
https://ameblo.jp/shinsekaizyoho/entry-12567129619.html
新世界の喫茶店には「冷コーあります」というポスターが貼られています。
新世界に来られた方なら、見たことがあるポスターでしょう。
「冷コー」とはアイスコーヒーのことで、もともとは店員さんどうしの業務用語だったそうです。
伝票にアイスコーヒーと書いたら長いので、「冷コー」「レイコー」と短く書いたのが始まりで、それがお客さんにも広がりました。
店員さんが注文を通す時も、「アイスコーヒー ワン」というより、「冷コー ワン」の方が言いやすく便利だったようです。
大阪出身の50歳代の私達にとっては、「冷コー」という言葉は日常であり、久しぶりに聞くと懐かしさを感じます。
しかし、若い世代の人にとっては、全く使わない言葉になっているようです。
「冷コーあります」のポスターは、2013年頃、新世界の町おこしとして、地元の若手商店主の団体が、昭和の喫茶文化をPRしようと作成し、新世界の全ての喫茶店に貼ってもらいました。
当時、「冷コーあります」のポスターは、新聞やテレビで紹介されました。
ポスター制作費用は、12〜13枚のカラーコピー代とラミネート代だけ、従来からあるものをクロースアップしただけの企画ですが、「冷コーあります」のポスターがきっかけになり、今でも取材が入ることがあり、町おこしの企画としては、成功のひとつになっているでしょう。
新世界の喫茶店では、是非、「冷コー」と言って御注文ください。
店員さんは、ふつうに対応して、アイスコーヒーを持ってきてくれますよ。
さて、1月21日の産経新聞WEB版に、「冷コー」という言葉についての記事が掲載されました。
これは、昨年12月ごろに取材があったもので、「冷コー」という言葉の発祥などについて、詳しく掘り下げて紹介されています。
■下記、 冷コーについて書かれた産経ニュースをご覧ください。
★Twitter@shinsekaizyoho
「愉快・痛快・新世界情報」では、新世界のイベント情報や最新情報を発信しています。
※ 当blog掲載の写真・動画等、無断での複写(コピー)及び、コンテンツの転載転出を禁じます。