先日、新世界会館で、「新世界地域見守り会議」なるもが行われました。
何を見守るの?
と、疑問に思われる方もおられるでしょう。
書けば書くほど、説明が長く難しくなるので、以下の通り、趣旨をざっくりと書いてみました。
地域住民の皆さんと専門職や関係機関が協働し、
それぞれの地域に合った見守り体制を構築していくことを目的に開催します。
「地域見守り会議」は、
具体的には、「地域における見守りネットワーク強化事業」で作成している『要援護者名簿』をもとに、
①地域にはどのような支援を必要とする人がいるのか、
②その人たちに対してどのような見守り・取り組みができるか、の2点について主に検討する会議です。
近年、都市化や少子高齢化、家族形態の変化、単身世帯の増加、人々の価値観や性格スタイルの変化などが進んでいます。
地域の繋がりは薄れ、子育てや日常生活に関する相談相手がいなくて悩んだり、身体的な衰えにより外出機会が少なくなったり、認知症や介護、孤独死など生活上のさまざまな問題を抱える方に対して、住民の信頼関係に基づく支え合いを通した福祉による安全・安心な地域づくりを進める取り組みです。
地域見守り会議は、浪速区役所、浪速社会福祉協議会などが中心になり、町会長や民生委員を交えて行われました。
前半はレジュメに沿って、担当者から説明があり、後半はマップを見ながら要援護者の居宅にシールを貼り、情報共有しました。
要援護者にはなってないけど、一人でお住まいの高齢者の方もおられ、会議に参加した委員の方々と相談しながらチェックしていきました。
大阪を代表する観光地として賑わう新世界にも、高齢者の方々がお住まいになっています。
昔からお住まいの地元の人なら、どの家に高齢者がいて、一人でお住まいか、家族と一緒か、少しは解るものですが、マンションにお住まいの方については、なかなか把握するのが難しいところがあります。
また、要援護者名簿の作成や保管、情報共有について、プライバシーなどいろんな課題があるようです。
ところで、地域活動には、地域の活性化に向けたイベントやお祭りから、地域見守り会議のように地域の住民に根付いたものまで、様々な性質のものがあります。
店舗や居宅、住民、学校、店舗で働く人達、歴史や文化など、それらの集合体が地域であり、そこには「地域の活性化と安全・安心のまちづくり」を目指していくことを、総じて地域活動と呼んでいると思います。
新世界見守り会議に参加してみて、地域の人々の繋がりの大切さ、新世界がどのような地域であるべきか、今更ですが、いろんなことを考えるきっかけになりました。
★Twitter@shinsekaizyoho
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