「世界一周する前に、新世界一周を楽しみましょう！」、第３回目の連載です。
通天閣本通商店街にあるビルの２階、昨年夏にオープンしたダーツバーでアルバイトをしているすずかちゃんが、今年、世界一周を計画していて、その前に新世界一周を満喫してもらおうという企画です。
すずかちゃんは、通天閣を楽しんで、いよいよ新世界の街を巡ります。
通天閣から南へ約100m、ジャンジャン横丁を訪れました。
新世界の中でもディープな街と言われるジャンジャン横丁には、串かつ屋、お寿司屋、居酒屋、立ち飲み屋、焼肉ホルモン、将棋クラグ、ゲームセンターなどが並んでいます。
その中で、大西煙草店に立ち寄りました。
実は、店主の大西さんは新世界町会連合会に会長さんで、新世界でいちばん偉い人なんです。
すずかちゃんもちゃんと挨拶をしました。
そこで、クイズをひとつ。
大西煙草店で、いちばん売れているタバコは何でしょうか？
すずかちゃんは、メビウス？メンソール？と答えました。
一般的には誰もがそう答えるでしょうね。
大西煙草店でいちばん売れているタバコは、「わかば」だそうです。
何年もの間、わかばの売れ筋No. 1は継続してるそうです。
360円という安価で買えるのが理由でしょう。
「わかば」はいわゆる「旧3級品」と呼ばれる製品のひとつ。
発売当初はともかく、1980年代以降はほぼ街中で見かけることのない銘柄でした。
近年のたばこ税増税や、それに伴う値上げに伴い、比較的安価でフィルター付きの「わかば」の需要が高まり、自動販売機やコンビニやスーパーマーケットでも見かけるようになりました。
大西煙草店では、エコーやゴールデンバットなどのタバコもよく売れているそうで、庶民の街らしさを感じます。
そして、新世界一周を楽しむには欠かせないのが串かつ。
串かつ「だるま」ジャンジャン横丁店に立ち寄りました。
串かつ「だるま」は、1929年、新世界に1号店が開店。
2000年には当時の店主（3代目）が病に倒れ、創立以来の閉店危機に陥ってしまいますが、そこに学生時代からの常連客である俳優の赤井英和さんによって、店は再開されました。
今では、新世界だけでなく、ミナミ、道頓堀や北新地でも串かつ「だるま」の味を楽しむことができます。
現在、新世界だけでも４店舗あります。
すずかちゃんは、個人的にも串かつ「だるま」に行ったことがあるそうで、安定の美味しさですね。
すずかちゃんの「世界一周する前に、新世界一周を楽しみましょう」の連載は、まだまだ続きます。
お楽しみに！
★Twitter@shinsekaizyoho
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