その昔、新世界市場は新世界やその周辺地域の台所として、近隣の住民だけでなく、飲食店との取り引きも活発でした。
八百屋、果物屋、魚屋、総菜屋、卵屋、酒屋、米屋、肉屋、漬物屋、乾物屋、荒物屋など、様々な商店がズラリと並び、活気ある市場でした。
近隣への大型スーパーの進出、商店主の高齢化、後継者不足などが原因で、廃業する商店が増えていき、約半分近くのお店が閉まったままになっています。
そんな中、新世界市場に賑わいを呼び戻そうと、毎週日曜日、新世界市場では「Wマーケット」が開催されています。
ふだん、シャッターが閉まったままの店舗が多く、人通りも少ない新世界市場が、Wマーケットの開催時は、息を吹き返したように賑わっています。
半分近くのお店が閉まったままの新世界市場ですが、この1〜2年で、新しい店舗もできてきてます。
アジアン・バリ雑貨店「Kecil Bali (クチルバリ)」もそのひとつ。
他にも個性的な店舗ができてきて、新しいスタイルの新世界市場に生まれ変わる兆しを感じます。
また、新世界市場の中に民泊もできたり、話によると、まだ増えるみたいです。
確かに新世界は、JR、地下鉄、南海などの駅に囲まれた街で、かなり交通の便は良いと思います。
外国人観光客が増える中で、新世界や周辺地域に宿泊施設が増えているのも当然の流れであり、新世界が大阪の観光拠点のひとつになってきたことは、街の活性化にも繋がるでしょう。
しかし、新世界市場の中に新しく民泊が増えていくことは予想しませんでした。
民泊は、市場としての業種形態からは、かけ離れた存在になりますが、これも時代の流れかもしれませんね。
5年後、10年後、新世界市場がどのような街になっていくのか、未知なところですが、個性溢れる店舗がますます増え、賑わいのある街へ復活してほしいと願っています。
次回、Wマーケットは、12月16日(日)に開催です。
☆新世界市場 Wマーケット 公式ホームページhttp://w-market.jp
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