先日も紹介しましたが、新世界の北エリアにある「ギャラリー1616」と「ROJIギャラリー1616」の両会場で、11月16日(金)〜18日(日)の3日間、妖怪アートのお祭り『なにわ妖隗祭』が開催されています。
ギャラリー1616での「なにわ妖隗祭」は、第4回目を迎えます。
というわけで、仕事の合間に、ちょこっと観に行ってきました。
これが百怪一首です。
18日(日)には、百怪一首大会もあるそうです。
合間太郎さんの作品は、幻想的に妖怪が表現されてます。
妖怪イラスト展の作品をじっくり眺めるお客さんもおられました。
「ROJIギャラリー1616」では、妖怪の造形作品が展示されてます。
リアル過ぎる作品の 数々に圧倒されました。
私が初めて妖怪の映画を観たのが、昭和40年代、新世界にあった「大映」という映画館で『妖怪大戦争」だったと思います。
小学生の頃で、映画に出てくる妖怪の種類と怖さは、今も残っています。
「なにわ妖隗祭」の主催者である「なんばきび」さんがおられたので、ちょっと立ち話をし、妖怪について教えてもらいました。
昔から妖怪には一定のファンがおられ、根強い人数があるそうです。
その中で、映画や妖怪ウォッチなどをきっかけに新しいファン層が増えています。
妖怪という言葉は万国共通で、妖怪の定義は広く、怖いイメージの妖怪から、可愛いキャラクター的な妖怪まで、様々な見方があり、楽しみ方があるそうです。
地域、文化、歴史などを背景に、様々な妖怪が生まれ、妖怪の世界の奥深さを感じました。
新世界の歴史は、内国勧業博覧会やルナパークから始まり、隆盛や衰退を繰り返し、それぞれの時代において全く違った印象を受けるような化け方をしてきました。
日本古来の考え方では、全ての物は長い年月(100年)を超えると霊が宿り、『つくも神』という妖怪になる。
2012年に100周年を迎えた新世界にも『つくも神』であり、その場所で妖怪ア-ト展示会を開催したかったと、以前、なんばきびさんがおっしゃってました。
イベントや企画を継続していくことは、様々な課題をクリアしながら、いろいろ大変ですが、なにわ妖隗祭の初心に戻り、第4回目の開催に臨んだそうです。
今後は、他の店舗とも連携を取りながら、なにわ妖隗祭を発展させていきたいともおっしゃってました。
「第4回 なにわ妖隗祭」は、本日11月18日(日)までの開催です。
是非、お立ち寄りください。
〈追記〉
なんばきびさんは、台湾語で書かれた「日本妖怪大追撃」という本を発刊されたそうです。