通天閣の入口横には、将棋の駒である王将を型どった記念碑があります。
この「王将碑」は、1969(昭和44)年10月に阪田三吉の偉業をたたえる目的で建てられました。
阪田三吉は大阪・堺市で、1870(明治3)年に生まれ、通天閣が立つ新世界に近い場所で暮らしていたと伝えられています。
1955(昭和30)年には日本将棋連盟から棋道最高の名人位「王将」の称号が贈られました。
王将碑を建立した当時は、新世界の5カ所ほどに将棋センターがあり、通天閣地下にも1976(昭和51)年に通天閣囲碁将棋センターが開設されましたが、現在、新世界にある将棋センターはジャンジャン横丁の「三桂クラブ」1軒になりました。
古くから新世界は将棋文化が根付いた街でしたが、娯楽の多様化も将棋クラブが減少した一因かもしれませんね。
しかし最近、若手棋士の藤井聡太七段(16)の活躍や、引退しても「ひふみん」の愛称で親しまれる加藤一二三九段のテレビなどでの活躍もあり、再び将棋が脚光を浴びています。
これからもますます将棋が発展するよう、新世界では「将棋まつり」を開催しています。
今日からになりますが、10月13日(土)、14日(日)の2日間、新世界で「2018新世界・通天閣将棋まつり」が開催されます。
13日(土)は、スパワールド前広場にて「通天閣子ども王将大会」として子どもたちが静かに熱い対局を繰り広げます。
また、14日(土)には、「新世界シアター朝日」にて有名プロ棋士が集結。
新世界での開催ならではの笑いあり、秘話あり、思うわずうなる妙手あり!
他の将棋まつりにはないアットホームな雰囲気で一日楽しめます。
次の一手やお楽しみ抽選会など豪華賞品がもらえるチャンスもあるそうです。
ぜひ、「2018新世界・通天閣将棋まつり」にお越しください。
☆「2018新世界・通天閣将棋まつり」は下記ホーページをご覧ください。
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