私がブログを始めたのは、今から10年ぐらい前です。
当時は、ホームページだけでなく、情報発信の新たな手段として、ブログが普及しだした頃だったと思います。
現在はアメブロで更新していますが、当時はGooブログで、街の人達と一緒に毎日更新を続けていました。
私一人で、アメブロで情報発信するようなったのは、2012年9月頃からですが、それでも、もうすぐ6年になり、今も毎日更新を継続しています。
10年前から現在まで、いろんな方がSNSを通じて街の発信をされてきましたが、ほぼ続いていないのが現状で、結果的に、このブログが生き残ったわけです。
ところで、「地元からの街の魅力発信」についてネット検索してみると、かなり多くの情報が見つかります。
地元からの情報発信、地元の魅力再発見について、様々な研究がされているようです。
そんな中で、よく「着地型観光」という言葉を耳にします。
簡単に説明すると、下記のような感じでしょうか。
例えば、旅行の出発地の旅行会社が企画するツア-などが「発地型」であったのに対し、「着地型」とは旅行目的地側が主導で行うツア-のことを指すそうです。
昔は旅行者のニーズを把握し情報を発信するのに便利な発地型が中心でしたが、地元の人しか知らないような穴場や楽しみ方が求められるようになり、着地型観光が飛躍的に増えてきているようです。
テレビドラマや映画のロケ地を巡ったり、その地域の文化や行事を楽しんだり、いずれも、地元ならではの情報収集力と企画力がものをいう内容でしょう。
地元にとっても新しい観光素材を掘り起こし、メディアや都市部の旅行会社などに提案する着地型が地域おこしにつながるとして、地元の商店の方々が力を入れています。
着地型観光が飛躍的に増えた一番の要因と言っていいのが、インターネットの普及でしょう。
インターネットによって、着地(旅行目的地側)からの直接の情報発信がしやすくなりました。
観光地での楽しみ方は、個々様々です。
旅行者のニーズが細分化し、一緒に旅行するグループの構成人数が少なくなっています。
その上、旅慣れた人が増えたので、旅の目的も「より明確に」「より深く」なっているようです。
パッケージツアーが減少傾向にあり、自分なりのネットワークで観光を楽しむ方が増えてきているようです。
これからも新世界の商店の皆さんや商店街が、観光客に楽しんでもらえるようなものを考え、新世界の魅力を多くの方々に伝えることが必要でしょう。
着地型観光という視点に立てば、これから地域の組織団体が取り組むべき課題も見えてきます。
情報発信は継続することで、その情報の信用も増していくことに繋がります。
難しい専門用語は知りませんでしたが、結果的に、私が続けてきたブログは、着地型観光という目線に立ったものだったように感じます。
今は誰もが気軽に情報発信できる時代であり、ますます地元からの情報発信が増えることで、新世界に興味を持つ人が増え、新世界に訪れるきっかけを作っていければと思っています。
写真は、2017年3月、浪速区役所が企画し行われた「第4回 浪速区マイスター養成講座」の様子です。
マイスター講座の参加者は、新世界の魅力やおもしろさを自分なりに研究し、班ごとに分かれてガイド体験をしました。
新世界地元である私も気づかなかったおもしろさを知ることができたり、貴重な体験でした。
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