新世界に初めて来られた観光客の多くは、まず通天閣に上るでしょう。
そのあとは、串かつを食べるのが定番の楽しみ方だと思います。
新世界には推定で40店舗以上の串かつ屋さんがあると言われてます。
昭和、戦前、戦後の時代から営業している老舗と言われる串かつ屋さん、そして10年程前からは新しい串かつ屋さんが新規参入していました。
その中には、今やチェーン展開する店舗もあり、串かつは、若い世代や女性、ファミリー、外国人観光客にも人気の大阪を代表するB級グルメになってきました。
先日、通天閣の近くで、串かつ屋さんのチラシをもらいました。
チラシのお店、串かつダイニング「ひろたか」は、通天閣の南東側すぐの場所にあります。
チラシには、2007年より営業し、10年越えのお店と書かれてました。
そういえば、私の息子が小学校5年生〜6年生ぐらいの時にオープンしたように記憶しています。
現在、息子が23歳で、確かに「ひろたか」は10年越えのお店です。
オープン当時、私達ファミリーは「ひろたか」で、よく食事をしましたが、息子が初めて串かつ屋さんに行ったのが「ひろたか」だったそうです。
私の世代の感覚では、「ひろたか」はまだまだ新しい串かつ屋さんというイメージがありますが、息子にとっては、「ひろたか」は新しいお店ではなく、物心ついた時には既に存在していたお店であり、子供の頃の思い出が詰まった場所だそうで、「ひろたか」も老舗の域に入るようです。
息子にとって、今では彼女と行く串かつ屋さんのひとつになっているかもしれませんね。
確かに、一般的には10年越えのお店は、決して新しいお店ではありませんが、私達の世代の人から見れば、新しいお店というイメージが付いてしまってます。
「ひろたか」は兄弟で始めたお店で、オープン当時は、アルバイトのスタッフもいなくて、だだっ広い店内に丸いテーブルが4つほど置かれただけで営業が始まりましたが、兄弟の頑張りで、現在は新世界で4店舗ほど営業しています。
新世界には、新しい串かつ屋さんが増えてますが、それらのお店が新世界に根付き、10年、20年が過ぎ、いずれは老舗と言われる串かつ屋さんになっていくでしょう。
ひとつのお店に対する認識ですら、世代によって大きな違いがあり、月日の流れを感じます。
★Twitter@shinsekaizyoho
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