各区の商店会連盟の上部団体である「大阪市商店会総連盟」は、昭和21年2月、終戦で混乱する中、氾濫する不法占拠や闇市等で物心とも荒廃しきった大阪にあって商道の秩序を取り戻すことにより、市民の消費生活と人心の安定、併せて新しい大阪の街づくりを目指して往時の桜橋商店会等を先頭に市内の有志商店街が中心となって結成されました。
大阪市商店会総連盟、及び、各区の商店会連盟は、戦後、大阪の商店街の発展に大きな貢献をしてきた団体で、現在も年間通じて様々な活動を行っています。
ところで先日、浪速区商店会連盟の総会、及び懇親会が、難波 一栄ホテルで行われました。
浪速区商店会連盟には浪速区の7商店会(商業施設を含む)が加盟し、新世界からは2商店会が加盟しています。
懇親会には各商店会の会員さんも参加し、交流を深めました。
ところで、今回の懇親会での私の役目は、閉会の挨拶をすることでした。
挨拶に慣れない私にとっては、新世界のことについてしか話をするネタがなく、挨拶の内容を簡単に書くと、
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今年も廣田神社の夏祭りが近づいてきました。
新世界では廣田神社の夏祭りの一環で、だんじり太鼓や神輿が街を巡行します。
今年は、7月23日(月曜)に決まりました。
ひと昔前、新世界夏祭りでの神輿、だんじり太鼓の巡行は衰退の一途をたどってました。
参加者も少なく、商店街の人からは「神輿、まわってた?」と言われたこともありました。
伝統ある夏祭りをこれからも継続していくには、祭りを発展していくことが必要でしょう。
この数年、新世界以外の人や団体にも参加してもらい、年々、賑やかな巡行になってきました。
今では総勢200人を超える巡行になっています。
そして、巡行が盛大になることで、予想していなかった効果がありました。
それは地元の商店主さん、新しいお店のオーナーさんらが新世界夏祭りに関心をもつようなり、巡行に参加してくれるようになりました。
他の地域でも地元の祭りが衰退傾向にあるという話を聞きますが、一時期は規模が小さくなっていた地元の祭りが、再び盛大な巡行に復活できたことは、ひとつの成功例と言えるでしょう。
どの組織や会社でも言えることだと思いますが、新しいことを始める勇気、時には古いことを止める勇気が必要だと実感しています。
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以上、懇親会の閉会の挨拶に相応しいかどうか解りませんが、私の熱意だけの挨拶でした。
もう少し、教科書通りの挨拶を勉強しなければと思う今日この頃です。
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