7月3日は、新世界にとって、ある記念日になっています。
「7月3日」というワードでWikipedia検索してみたら、なんと載ってました。
Wikipediaには「通天閣の日」となってましたが、正確に言うと、新世界にルナパークが開園した日になります。
1912年7月3日、初代通天閣を中心にした新世界ルナパークが開園し、その日を新世界の誕生としています。
7月3日といえば梅雨の季節、ルナパークが開園した日も雨だったと、聞いたことがあります。
ルナパークのコンセプトはニューヨークのコニーアイランドに1903年に開業したコニーアイランド・ルナパークを参考にしていました。
初代通天閣から入り口までロープウェイが伸びているなどユニークな造りでした。
ルナパークは、1912年に開園し1923年まで営業されました。
ルナパーク閉園後、初代通天閣は、第二次大戦中に金属回収のため撤去され、新世界に通天閣が無かった時代もありましたが、1956年に現在の2代目通天閣が再建されました。
2012年には新世界が生誕100周年を迎え、数多くの記念イベントや企画が行われ、新聞やテレビでも新世界100周年を大々的に紹介していただきました。
2012年7月28日、29日の2日間にわたり開催された記念イベント「新世界100年祭」
新世界100周年公式キャラクター「キン肉マン」の作者ゆでたまご、嶋田先生も出演。
地元商店では、「100歳以上タダ」キャンペーンを開催!
新世界らしさ溢れる人情味ある企画ですね。
新世界100周年記念メニューも!
喫茶「DEN・EN」では新世界ルナパークパフェを販売。
ところで、今年7月3日で新世界は生誕106年を迎えます。
新世界は昔から営業してきた店舗が年々減っていき、新しい店舗が増えています。
この数年の間に新世界でお店をされた方は、7月3日が新世界の誕生日であることを知らない人が多いと思います。
根っからの新世界育ちの人が減っているのが現状で、新世界の歴史的なことを知らない世代の人が増えているように感じます。
ネットで記念日について調べてみると、年間通じて、多くの記念日が制定されてます。
国が制定したものから、団体や企業が制定したものまで様々で、ほぼ毎日、そして一日に幾つもの記念日が重なっているのに驚きます。
記念日を制定する意義、なぜ記念日が必要なんでしょう?
私が思うに、日常の中で忘れてしまっている歴史や文化、また、価値観が変わり今では無くなってしまったものなどを、記念日を通じて思い出し、文化や価値を再認識できる、それが記念日の意義でしょう。
新世界の歴史について、若い世代の人達に語り継いでいくことは、地元の人達にしかできないことであり、必要なことだと思います。
7月3日は新世界の誕生日、是非、覚えてもらえたら嬉しいです。
★Twitter@shinsekaizyoho
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