新世界の活性化に向けて活動する若手商店主の会として、2008年12月、新世界援隊が結成されました。
新世界の最高決定機関である新世界町会連合会の青年部としての役割を持つ新世界援隊ですが、一般的な青年部と違うところは、上からの指示で組織された団体ではなく、自発的に、有志が集まり組織されたのが特徴です。
当時の新世界は、外部からの串かつ店の参入が増え、街並みの変化、若い世代の来訪者の増加など、昔のガラが悪いイメージから、新たな街のイメージが生まれてきた頃でした。
明るく元気な街に生まれ変わりつつある中で、新世界がますます発展を続けてほしい、との思いから、地元商店主らの手で、何か街の活性化に向けた行動を起こそうと、新世界援隊が結成されました。
前例がないから、新世界には合わないからという理由で実現しなかったこと、伝統という言葉だけで発展的な展開が生まれなかったことなど、歴史がある街にはよくある現象でしょう。
新世界援隊の活動は、それらを取り払い、新たな意識を持って、様々なイベントや企画を実行し、また、新世界以外からの提案についても議論し、受け入れることができることは積極的に受け入れてきました。
2012年、新世界100周年事業にも中心的な役割を果たし、現在は、発足当時のメンバーのほとんどは上部団体に入り、新世界援隊のメンバーも世代交代しています。
発足当時のメンバーは、地元商店の2代目、3代目がほとんどでしたが、現在は、地元商店主だけでなく、この数年で新世界にお店を出したオーナーや店長もメンバーに加わるようになっています。
この数年、新規参入した店舗が増え、若きオーナーさんらが街の活性化への活動に関心を持ち、新世界援隊の活動に取り組んでいます。
昨日、通天閣のすぐ下にある「新世界会館」で新世界援隊の定例会議が行われました。
写真は新世界会館2階 会議室からの眺めですが、地元の私にとっては日常の光景ですが、一般の観光客にとっては、なかなかこの光景を見ることができない、貴重な光景だと言う人がおられました。
地元だからこそ、気付かない新世界の魅力があるんですね。
話を戻しますが、会議では幾つもの議題がありましたが、その中のひとつ、3月18日に開催された日本橋ストリートフェスタと新世界とのコラボ企画について総括を行いました。
コスプレの参加者が持つリストバンドを提示したらお得な特典が受けれるというコラボ企画について、効果があったお店や効果が無かったお店など様々でしたが、日本橋ストリートフェスタとのコラボによって、新世界にも関心を持った方が増えたのも事実でしょう。
もし来年も日本橋ストリートフェスタとコラボができるなら、積極的に取り組んでいこうという結論になりました。
今回の会議には、新世界市場で開催している「Wマーケット」の主催者の方、ONE OSAKA ループバス推進機構のスタッフの方にも参加していただき、これからの関係作りを図りました。
ところで、新世界援隊の会議中は禁煙なんです。
今の時代、当たり前のことで、今更という感じですが、新世界の街の会議では画期的なことなんです。
タバコを一日に一箱吸う私も会議中は禁煙しております。
今回の会議には約20名が参加しましたが、メンバーの数も増えています。
これからも若き商店主、店長が、自発的に新世界を盛り上げていけるような団体でありたいと思います。
★Twitter@shinsekaizyoho
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