2025年に開催される万国博覧会を大阪へ誘致する活動が、大阪各地で活発になってきてるようです。
通天閣は、大阪万博の誘致実現に向けた2025年国際博覧会誘致委員会のオフィシャルサポーターであり、写真のように「再び大阪から世界へ! EXPO 2025」という文字が掲出されました。
実は、新世界は万国博覧会と深い関係があります。
1903年(明治36年)、大阪の天王寺会場を中心に開催された「第五回内国勧業博覧会」は、日本国内だけでなく、海外諸国の出展品も並んだ、事実上、日本で初めての万国博覧会でした。
今の新世界・天王寺動物園・天王寺公園一帯を会場として開催されました。
イルミネーションが施された西洋風建築物、自動車やタイプライターなどの珍しい展示物、またメリーゴーラウンドといったアトラクションがあり、博覧会は連日、大にぎわいでした。
博覧会終了後、跡地は天王寺公園、天王寺動物園、新世界に分かれ、2012年、新世界ではルナパークという一大娯楽施設が開園しました。
現在、新世界は浪速区、天王寺動物園と天王寺公園は天王寺区に行政区分されてますが、もともは、エリア一帯が博覧会の会場だったんです。
第五回内国勧業博覧会が、今の新世界の基盤だったことは言うまでもありません。
2025年の万博をめぐっては、日本(大阪)、フランス(パリ)、ロシア、アゼルバイジャンが名乗りを上げてましたが、フランス政府が正式に立候補を取り下げ、これにより、日本とロシア(エカテリンブルク)、アゼルバイジャン(バクー)の3カ国で開催地を争うことになりました。
開催地は今秋の博覧会国際事務局(BIE)総会で加盟国(約170カ国)の投票で決まります。
大阪万博の実現は、大阪の街を世界に向けて発信できる大きなチャンスであり、新世界にも多くの人が訪れるきっかけになるでしょう。
大阪が2025年万博の開催地に決まることを期待していきたいと思います。
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