新世界を南と北、2エリアに分けると、街の雰囲気が大きく違います。
多くの串かつ店がひしめき合う南エリア、一方、大阪の下町情緒が残る静かな街並みが広がる北エリア、その全てが新世界の街並みです。
通天閣から北へ延びる商店街に、私が生まれる前から、額縁屋さんがあります。
三好額縁店は文字通り額縁の専門店で、店内には大小様々な額縁が並んでいます。
現在の店主さんは、私と同世代の方で、先代から引き継いで営業されています。
2階には工房もあり、オーダーメイドの額縁の注文があった時には、店主さんが手作りで仕上げるそうです。
昔は、賞状や写真などは額縁に入れて飾ったものですが、最近では、わざわざ額縁に入れて飾ったりすることが減っています。
また、天王寺公園内に大阪市立美術館があり、美術関係のお客さんも多かったそうです。
しかし、時代の流れと共に、お客さんのニーズも変わっていきます。
量販店が増えたり、インターネットで物を買える時代になり、個人経営のお店や専門店にとって、難しい時代になりました。
三好額縁店も例外ではありませんが、そんな時代の中で、昔ながらの形態で営業を続け、職人が作る額縁、職人が選ぶ額縁を提供されています。
ところで、三好額縁店の店頭には、写真のように、様々なデザインのアルミプレートが販売されています。
昭和レトロなアルミプレートは、懐かしさもあり、部屋のちょっとした装飾にオススメです。
また、三好額縁店の隣には、喫茶「サン」があります。
先日も「喫茶サン」でモーニングサービスをいただきました。
トースト、たまご、コーヒーが付いて、320円は安い。
通天閣のスグ近くにありますが、お客さんは常連さんが中心です。
「喫茶サン」は、昼食メニューも充実しています。
観光地化されたお店が増える中で、新世界が庶民の街と言われた時代を感じるお店のひとつです。
地元の年配の方が、気軽に立ち寄って、ホッとできるお店でしょう。
新世界に何回か訪れたことのある人でも、まだまだ発掘してない場所があると思います。
是非、このブログを参考に、新世界の楽しみ方の幅を広げてみてはいかがでしょうか。
★Twitter@shinsekaizyoho
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