通天閣歌謡劇場は、1989年、通天閣の地下にあった「通天閣囲碁将棋センター」に併設する形で開催されました。
最初は、土・日曜日に開催してましたが、取り巻く状況の変化で、毎週月曜日のお昼に開催するようになりました。
演歌・歌謡曲を中心に、毎回、実力派歌手の方々が出演されます。
根強い歌謡劇場ファンに支えられ、開場前から並ぶ客さんもおられました。
会場はステージと客席が近く、アットホームな雰囲気です。
昭和の臭いを色濃く残す場所、通天閣歌謡劇場はお年寄りの憩いの場にもなっているようでした。
NHK連続テレビ小説「ふたりっ子」がきっかけで通天閣歌謡劇場が一般人にも認知されました。
頭に通天閣を載せて歌う叶麗子さんは全国的に有名になりました。
しかし、2013年、通天閣歌謡劇場が閉館しました。
新世界に根付いてきた演歌・歌謡ショーが無くなり、ひとつの文化が消え、それと同時に、出演されていた歌手の方も新世界との縁が遠くなり、お客さんも新世界を訪れることが少なくなったようです。
通天閣歌謡劇場の歴史や閉館してからの歌手の方の動きなど、下記、産経新聞(関西版)のネット面で掲載されてましたので、ご覧ください。
そんな中、通天閣歌謡劇場の閉館後も通天閣地下で、ある団体によって歌謡ショーが開催されてます。
「通天閣 歌の祭典」というイベントで、年2回の公演を行なっています。
カラオケのど自慢や歌謡ショーがあり、今回は、4月22日(日)に開催するそうです。
先日、主催者のひとりがチラシを持ってきてくれました。
実は、主催者のひとりも、以前は、通天閣歌謡劇場に出演したことがあり、また、スタッフとしても活躍されてた方で、通天閣歌謡劇場に対して、強い想いを持たれてます。
「通天閣 歌の祭典」は、今では恒例イベントにもなっていて、通天閣歌謡劇場の雰囲気を感じるイベントでもあります。
新世界には、若い世代の人達が増え、街並みも変わり続けています。
時代の流れの中で、根付いてきた文化も無くなることがありますが、通天閣歌謡劇場を思い出すイベントが続いていることに、嬉しい気持ちになりました。
全国から海外から、新世界には多くの観光客が訪れますが、数十年の間、新世界に愛着を持ち続けてきた多くの常連さんを思い出す今日この頃です。
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