外国人観光客から、スマホの画面から下のような写真を見せられて、この店はどこにありますか?と聞かれることがあります。
他の商店主に聞いても、同じことがあるそうです。
これがその写真です。
以前、通天閣本通商店街にあった「マッスルショップ」で、キン肉マングッズなどが販売されてました。
しかし、現在は空き店舗になっています。
2012年に新世界が生誕100周年を迎えるにあたり、地元商店主らで構成する新世界100周年実行委員会は、キン肉マンの作者ゆでたまごが浪速区・新世界にゆかりが深いということで、キン肉マンを新世界100周年公式キャラクターに採用しました。
ゆでたまごは、大阪出身の嶋田隆司さんと中井義則さんの共同ペンネームです。
中井先生は浪速区出身で、父親は通天閣の建設に関わるなど縁が深く、嶋田先生は帰阪する際、父親とよく訪れたジャンジャン横丁で串カツを食べたそうです。
新世界では、街中にキン肉マンが描かれたバナーなどを掲出しました。
また、新世界のキン肉マンプロジェクトの公式ショップとして、通天閣本通商店街に、上記の写真の「マッスルショップ」がオープンしました。
キン肉マンに登場するキャラクター4体の等身大オブジェも製作し、新世界の100歳の誕生日である2012年7月3日に公開しました。
オブジェは主人公のキン肉マン、ロビンマスク、テリーマン、ウォーズマンで、イベント開催時には通天閣本通商店街で展示しました。
また、スパワールドでは、アシュラマンのオブジェも登場し、最終的には新世界で5体のオブジェを観ることができました。
新世界100周年事業であるキン肉マンプロジェクトが終了してからは、通天閣2階にキン肉マンミュージアム、スパワールドのエントランスには5体のオブジェが展示されています。
通天閣キン肉マンミュージアム
スパワールドのエントランス
また、日本橋のジャングルというお店で、キン肉マングッズを取り扱っているそうです。
新世界100周年実行委員会のメンバーだった私にとって、ほんの少し前のことですが、新世界でのキン肉マンプロジェクトが懐かしく思い出されます。
時代の流れは早いもので、新しいお店が増え、新世界100周年当時とは街並みも変わり続けています。
キン肉マンが新世界100周年の公式キャラクターだったことを知らない人も増え、また、なぜ通天閣やスパワールドにキン肉マンがいるのかわからない人も増えているようです。
つい先日、新世界の隣町、日本橋の方と新世界援隊のメンバーで話をしました。
新世界100周年、及びキン肉マンプロジェクトは、日本橋の多大な協力があり、共に盛り上げてきました。
毎年、3月には日本橋では、一大イベント「日本橋ストリートフェスタ」があり、そのような話に花が咲きました。
串かつの街、昭和の街として大阪の観光地でもある新世界。
サブカルチャーの街、ものづくりの街、電気の街、日本橋。
街の特徴は違いますが、将来に向けて、広いエリアでの活性化を進める上で、新世界と日本橋のますますの連携が必要になっていくでしょう。
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