現在、通天閣の地下には「通天閣わくわくランド」として、森永製菓のアンテナショップ「キョロちゃんのおかしなおかし屋さん」、江崎グリコのアンテナショップ「ぐりこ・や」、日清チキンラーメンのキャラクターひよこちゃんのアンテナショップ「チキンラーメン ひよこちゃんSHOP」があります。
イベントスペース「スタジオ210」も併設され、アイドルイベントや猿回し劇場など、定期的に開催されています。
最近、私は新世界の若い世代の方と話をすることが多いのですが、わくわくランドのことは知ってても、それ以前のことは知らない人が多いようです。
2013年まで毎週月曜日に開催されていた通天閣歌謡劇場も知らない世代の方が新世界に増えているのを知り、時代の流れを感じます。
通天閣歌謡劇場の写真を見つけました。
この風景、公演スケジュール表、懐かしいですね。
それよりもっと以前のことですが、1968(昭和43)年、通天閣の地下に面積900平方メ-トルの『通天閣フィッシュセンタ-』ができ、約300種類の魚類が集められました。
今でこそ水族館は珍しくもないですが、当時としては水族館施設は大阪市内ではただ一つというだけに大きな注目を浴びました。
入場料は無料で、8月1日に開館すると、なにわ名物がまた一つ増えたとマスコミも大きく取り上げました。
このフィッシュセンタ-はその後5年間、通天閣の新名所として続けられ、多くの市民に親しまれました。
私が子供の頃、フィッシュセンタ-に、よく遊びに行ったものです。
フィッシュセンタ-で、生まれて初めてピラニアを見て、親父から「ピラニアは人を食べる魚やで」と教えてもらい、衝撃を受けた思い出があります。
通天閣フィッシュセンタ-の時代、囲碁将棋センタ-の時代、通天閣歌謡劇場、お笑い寄席「TENGEKI」の時代、そして期間限定でお化け屋敷が行われた時もあります。
そして現在、「通天閣わくわくランド」へと、約半世紀の中で通天閣の地下ホ-ルは変貌を繰り返してきました。
今も昔も通天閣地下ホ-ルは多くの方が気軽に楽しめるスペ-スであり、これからも「通天閣の名所」「大阪の名物」「情報発信の場」であり続けてほしいと願っています。
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