クラウドファンディング

幸福の神様 ビリケンさんのお話☆

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通天閣の展望台には、幸福の神様 ビリケンさんが鎮座しています。

連日、多くの観光客が通天閣に上り、ビリケンさんの足の裏を撫でて、願い事をしています。
今や、あまりにも有名になったビリケンさんですが、ビリケンさんの生誕や歴史を詳しく知る人が少ないように感じます。

ビリケンさんの誕生は1908年、アメリカの芸術家フローレンス・プレッツが制作した像で、彼女が夢の中で見た神秘的な人物の姿がモデルになっていると言われています。

これが「幸福の神様」として世界中に流行したようです。

初代ビリケンさんが大阪に登場したのは1912年。

新世界に通天閣とともに開業した遊園地「ルナパーク」にあったホワイトタワー内に設けられた「ビリケン堂」で展示されていたと言われてますが、閉園後に行方不明になり、現在も初代ビリケンさんは見つかってません。


昭和54年に二代目ビリケンさんが登場、通天閣の展望台に鎮座し、御利益があるとして〝足の裏〟をなでる人が後を絶たず〝足の裏〟のすり減りなどが進んだため、平成24年5月、通天閣並びに新世界100周年を記念して、現在の三代目ビリケンさんが新調されました。

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足の裏がすり減った二代目ビリケンさん

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現在の三代目ビリケンさん

ところで、なぜ、ビリケンさんの足の裏を撫でると願い事が叶うと言われてるのでしょうか?
写真のように、ビリケンさんは手が短く、お腹も出てるので、自分で足の裏をかくことができません。
そこで、足の裏をかいてあげると気分も良くなり、願い事を叶えてくれるそうです。
また、若い世代の人は、おそらく知らないと思いますが、約20年前に、ビリケンさんが主人公になった映画があったんです。
1996年に公開された「ビリケン」は、大阪・新世界を舞台に、通天閣に祀られた幸運を呼ぶ神様・ビリケンの活躍を描いた痛快人情ファンタジー映画です。


阪本順治監督の「どついたるねん」「王手」に続く“新世界三部作”の締めくくりとなる作品でもあります。


出演は杉本哲太、岸部一徳、山口智子 他。

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二代目通天閣40周年記念映画でもあり、エキストラで出演した地元の人もおられます。


通天閣のビリケンという存在が、多くの人に知ってもらうきっかけになった映画とも言えるでしょう。



このように、ビリケンさんと新世界の関係は、歴史的にも切り離せないもので、今のように新世界が大阪を代表する観光地として発展してきた要因の中には「ビリケン」の存在も大きかったように思います。


新世界にお越しの際は、ビリケンさんの足の裏を撫でて、願い事をしてみてはいかがでしょうか。




★Twitter@shinsekaizyoho

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